今年の「下の廊下」情報は、例年通りには出せないかと!
2020-09-08
今年の阿曽原温泉小屋は、お知らせしている通り営業自粛しています。
それに伴い、小屋のスタッフも最小限しか置けません。
警備隊員は今のところ一名常駐予定ですが、いざ事故が発生したら隊員単独で現場出動させるのは危険過ぎるので小屋のスタッフが同行していましたが・・・今年は一緒に出動したら阿曽原が留守になってしまうかも。(昨年の様に、ヘリコプターが入れる天候ばかりとは限りません)
いつもの年の「阿曽原ではない」という事を御理解ください。
それに伴い、例年の様に実際の状況を確認に行けないことが予想されます。
具体的には、今までは整備が完全に終わっていなくても「手摺番線が切れていても、危険な場所ではないから注意すれば大丈夫」「草刈り後の草が片付いていないだけ」「雪渓の状態を読める人なら問題なく歩ける」等、細かな情報を流せないかもしれないという事を分かっていただけたらと思います。
更には、小屋のスタッフが危険個所に張り付いて「声掛け」等も行ったことがありましたが今年は出来ません。
昨シーズンは、ほとんど登山道整備が終了後に事故が多発しました。
登山道の整備状況が、事故原因に結びついている訳では無いというのも分かりましたが、あらためて「黒部に怪我なし」を思い知らされました。
事故を減らすには、ならば何をすればよいのか???
とりあえずは、情報提供して「注意喚起を繰り返してゆくしかない」と思いからこのページを書いています。
しかし、今シーズンに限っては「阿曽原温泉小屋」の運営状況を御理解いただき、歩かれる予定の方は例年通りではないことを念頭に置かれて計画を立てられますようにお願いいたします。
※それでも
他機関(警察・関電・自治体等)に問い合わせるよりも、このページの方が早く情報を流せるとは思うので他機関に問い合わせされるのは有効とは思えません。
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2020/09/n20200908c.html