阿曽原温泉小屋

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長期間の捜索に! Ⅴ(重くても重くない)

2020-01-10

写真

私のお勧めは、中央のブリ・上側のベージュのバイ貝・右横のピンク透明感のヤガラとグレー透明感がヒラメの縁側!

最初に一人目を収容してから、掘れども掘れども・・・。

梅雨入りして、どんどん雪渓の嵩が減っているのにスキー板すら見つかりません。(スキー板の様に軽くて抵抗がある物は、流されながらデブリ上部に浮きやすいはず???)

雪渓は表面からだけ融けてゆくのではなく、埋まっている沢の流れ通りにトンネル形状にドンドン融けています。特に梅雨末期の大雨が降れば、沢の流量が増えて裏側のトンネルも見る見る融けるはず。

遭難者が雪渓表面に現れる前に、万が一底部の沢のほうが早く融けてしまえば川に流失してしまいかねません。

下流の雪渓が途切れた川幅の狭くなっている場所に、仮設でワイヤーネットを作ることに。(定置網的な???)

ワイヤーを張り込むために支点を作らねばならないのですが、現場にはワイヤーを巻き付ける適当な立木も巨岩も見当たらず、仕方ないので関係機関に許可を取って河原の大岩・岩盤にドリルで穴を掘って鉄筋棒を打ち込んで支点とすることにしました。

ここで問題が・・・そのような現場ならば、「エンジン付きハンマードリル」と燃料さえ持ってゆけば簡単に作業が済むのですが、その直前の年に「エンジン付きハンマードリル」が製造中止になってしまい、みんな大切にしまい込んで中古でも流通せずリース屋さんを数件当たっても確保できませんでした。(現在はネットオークションで確保出来ました)

仕方がないので「電動式ハンマードリル」で作業することに・・・、と言うことは発電機を現場まで持ってゆかねばなりません。 それだけの仕事量をこなせるドリルを動かすための発電機は、エンジンが大きくなってしまい必然的に重くなってしまいました。

カタログでは、燃料・オイルを抜いた乾燥重量で90Kg、燃料は抜いたけどオイルまでは面倒臭くて・・・。

ヘリコプターで運ぶには距離が短いし・・・しかし平らな道ならまだしも足場の悪い大きな石が積み重なる河原歩きと藪歩きが続くのですが、頑張ってみようということになったのです。

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