立山黒部アルペンルートのロープウェイ構想について!Ⅱ
2019-02-12
当ホームページの12月3日ページの
「称名滝~大観台ルート」について、私見を書きました。
今回は、同時に提案されている「立山駅~美女平ルート」等について
現在の立山ケーブルの問題点については、前々ページの
で書いてみましたが、こちらのルートは簡単に言えば概ね同じ場所を利用してロープウエイを整備する計画です。
現在の立山駅を、そのまま利用できるのか等の技術的な問題が有りそうですが、
○「美女平」駅前ロータリーをそのまま利用できる。(大観台を伐開・整地する事を考えれば、環境への負荷が少ない)
○称名滝周辺では整備することが出来ない駐車場が確保されている。(今のままでは少ないのですが・・・)
○富山地方鉄道終点の立山駅との連絡が良い。(地方鉄道については、「千垣駅先の常願寺川に掛かる鉄橋が老朽化している」との話もあり、将来的に架け替えるか?諦めて手前を終着駅にしては?との話が出たことが有るとか無いとか・・・?)
○冬期間でも始発駅へのアプローチが容易で、メンテナスが有利。(場所にもよりますが、称名滝までの雪崩地帯を行き来する危険が無い)
等の有利な面が有るかと思います。
ただ、日本一の落差を誇る「称名滝」をもっと多くの方に見てもらいたい!
と言う「立山黒部世界ブランド化」の推進会議の言われることも分かるのですが、
●大観台へのダメージが余りにも大きすぎる。
●メンテ・駐車場確保・峡谷内での運行が安全に出来るのか?(12月3日のページ参照)
●日本イヌワシ研究会・富山県自然保護協会からも新たに慎重意見が出された。
等を考え合わせれば「立山駅~美女平」間にロープウエイを設置するのがベストな選択と思えます。
ただし、沢山の観光客を送ればいいみたいなことではなく!
先のページで書いた「室堂のオーバーユースの分散化」対策もしっかりしてもらわないと、「イメージダウン」になるばかりでは、
「世界的なリゾート」って言われても・・・私には妄想としか聞こえないのですが!
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