仙人池方面は誰もいませんから!
2022-10-15
昨晩真っ暗になった19時半過ぎに、50代後半?の単独男性がテント受付をしに来ました。
私は宿泊客の夕食後の対応をしていたのですが、なにやら外で「すったもんだ?」的な受け答えが聞こえてきます。
「室堂から来た」と言っていますが、昨晩はベンチで寝ていた?って答えるし・・素泊まり代金は?夕食代金は?等々を尋ねているみたいですが「お金がない」みたいなことも・・・。(優しいスタッフが、賄いの昼食で残してあった「鶏飯オニギリ」をレンチンして渡してました)
いつまでも「優しい」警備隊員とスタッフが外で対応していたので、私が外に出て「優しくない?」大きな声で
吊り橋も無くなり山小屋も閉まって人のいない一般ルートとは言えなくなったエリアに単独で入って来るならば、最後まで独力で済ませられる甲斐性が無い人間が入ってはいけない!(管理者が居なくなったルートでは、テント泊と言えども大小便を登山道脇で済ませることになるはず)
これまでもこの時期に入って、行き倒れて(多分)翌年腐乱死体で見つかった人・数年前に行き倒れたまま白骨化して見付かった人・無人のテントが見付かり残されたカメラには雪が積もった雷鳥沢が残されていたこともありました。事後処理に地元の警察や救助隊が対応してきましたが「自分の思いだけ」で結果として他人に迷惑が掛かるような行動は良くない!
単独登山を否定するわけではないけれど、人のいない時期・人が入らないコースに単独で入るリスクを考えてもらわないといけない!
的なことを強く話しておきました。
玄関から小屋に戻ると優しくない私の言葉が聞こえていた様で、食堂でくつろいでいた宿泊客が「早く届いておいてよかった~っ」っていうので、「遅く届いたから強く言っている訳ではないですから!」と事の経緯を少し話して・・・。
今朝になって、昨夜の単独男性が「昨日はすみませんでした」と頭を下げに来てくれて一件落着の阿曽原なのでした。
※仙人池ヒュッテのスタッフは下山しました。
写真は、下山して来て阿曽原でランチを食べてから玄関先の石の上でマッタリ寝そべる仙人池の看板娘?????「フーミン」です。
今シーズンもお疲れ様でした。
池の平小屋も明日下山予定とのことです。
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