縁っていうのは・・・。Ⅲ
2020-02-01
A先輩は、さっきまでクールに操縦していたのに途端にニコニコと喜ぶやら驚くやら。
「イズミなら、チット張り切ってやろうか!」
って十字峡上空に差し掛かると、登山道の真横辺りまでぐっと高度を下げてくださって。そこまで近づくと新雪の状態がはっきり見えて。
徐々に上流に向かって 「鳴沢出合」 上空で「あの大きな岩の下に岩屋があるんです」って私が言ったら「ラジャー」って、頼んでもいないのに河原スレスレまで高度を下げてくれて入り口を覗き・周りの新雪に足跡が無いのを確認して、そんなアクロバティックな事してもらわなくても・・・。
声には出せませんが「先輩ハリキリ過ぎです!」汗が滲んだ掌で座席を押さえつけて、機体の床に足を踏ん張ってしまう私がいるのでした。
更に上流の内蔵助谷出合に来たときに、新雪が積もった登山道に薄らとトレースが有る様に見えました。先に通過した時には高度があって判らなかったのですが、トレースが付けられた後に新雪が積もっていて近づいて見てはじめて確認出来たのでした。
更に接近して周辺を丁寧に調べると、出合の下流の登山道の曲り角までトレースが続いて、そこから下流にはトレースが有りません。 曲り角の先端で滑ったのか???河原までの高さは15m位ありますが黒部川の流れが強い場所で流されたのではないかと下流まで河原の流れの中を丁寧に捜索したのでした。
※いま、テレビの速報で福島県警のヘリが墜落したって出ました。心配です・・・。
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