映画「黒部の太陽」にも!
2018-03-02
栄治さんは、映画「黒部の太陽」の制作にも関っておられたそうです。
本編には出演してはいませんが、今で言うプロモーションビデオで立山でスキー滑降をしているシーンで参加しておられるとのこと。
写真は、その当時渡された台本だそうです。これも珍しい物なので、当日「山渓記」と一緒に展示しようかと考えております。
栄治さんに「黒部ダムが出来る以前に、何しに黒部川まで行っていたの」と尋ねたら。一ノ越から御山谷を下りて、黒部川まで岩魚を釣りに行っていたとの事でした。
今回上映する映画の中でも、探検隊一行が野営の際に大岩魚を釣って調理している場面が出てきます。
※小噺
私が現役で馬場島勤務の時、同じく登山指導員として馬場島に詰めておられた栄治さんと自炊して、栄治さんが釣った岩魚をよく食べさせてもらいました。
或る時、熊猟師から仕留め経ての熊肉と熊レバーを差し入れてもらったので、栄治さんと二人で食べた事が有りました。
肉は背肉(ヒレ)で、柔らかいのでストーブの上にアルミホイルをひいて塩コショウを振って素焼きで。 獣臭も無く、熊肉とは思えない柔らかさに箸が進みました。
レバーの方は、レバ刺で食べる事に。
「イズミ、いっぱい食べれよ」 と進られるまま舌鼓を打っていたのですが、栄治さんは何時までも箸を付けずに???
「食べんがけ?」 と尋ねると、 「お前大丈夫か?子熊やから虫はおらんと思うけど・・・虫がおればレバーが動くはずやから・・・大丈夫そうやな、でも俺は食べんわ」って!!!
もし虫がいたら、後の祭りではないか! オチャメな方でもあります。 ちなみに、「熊レバ刺し」は、濃厚だけど食べ易くて! 結局、虫が居ないか一枚ずつ確かめながら一人で全部頂きました。
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