雪化粧
2017-12-16
雪が降り止んでも、枝に張り付いていた雪が風で落ちるので、次々と塵雪崩が発生しています。
キーンとした厳しい寒さの中、川の水量が少なくて音も無い「水墨画」の中を雪煙が舞い落ちる絵に見入ってしまいます。
数年前の一月中旬、ニホンカモシカの調査で、この橋の上で丸一日張り付いていたことが有ります。 頂上直下から発生した雪崩が、岩壁正面・中央左側に刻まれているルンゼに大量に集まり、橋の左側(下流側)に一気に落ちてきた雪崩を真近で見ました。
音にならない音と?爆風で、身体を震わされて。 規模とすれば小さなものでしたが、迫力と恐怖感を強烈に覚えています。(人間は雪崩れには敵わないと改めて思い知らされました)
線路左側の歩道に雪が積もっていないのは、ヒーターで温められているからです。(融かさずに積もったままにしておくと、除雪をしなければ危なくて歩けなくなります。 ちなみに、欅平の奥鐘橋には融雪設備が無く、数年前に三メートル余りの積雪が橋の上に積もってしまい、大仏達が除雪作業に行った時に、手すりの高さをはるかに超える積雪で、「雪だけの橋」の怖さを思い知らされてきたそうです)
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2017/12/n20171216a.html