阿曽原温泉小屋

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欅平駅ホームが歩けるなんて

2024-02-17

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全体に少ないし、雪崩も発生が少ない??

先日の欅平駅ホームですが、冬季間は左側のコンクリート壁内の「冬季歩道」通路を歩いて行き来しています。

例年ならば冬季歩道からホームに出るための扉が積雪で埋まっているので、ホームに出ることが出来ないのですが・・・。(除雪する気にならないくらい積もってます)

今冬は標高の低いエリアは積雪量も少なく、気温・雪質・風向きなどの影響??雪崩も非常に少ないので川床に堆積している雪崩デブリ堆積量の少なさを見るとよく解かります。

駅のホームにしても数か所の雪崩が走る箇所があるのは、そのポイントの落石防護柵の設置・撤去を行っている我々なので知っているのですが・・・。

積雪量は全体に少ないのですが、それでも陽当たりが悪い吹き溜まりにはそれなりの積雪がありました。

一年中で積雪量が一番多いこの時期に、斜面の立木の根元が融けて幹周りに穴が出来てしまっているのが目立ってことは・・・。

降った雪の多くは雪崩れずに斜面に張り付いたまま残り、気温が高い日が続くためにその場で落ち着きながら融けてしまっていることが多いのかも??

標高の高い室堂辺りは極端に積雪が少なくないとのことでしたが、標高の低い黒部峡谷は気温が高いため「積もり方」「雪崩の出方」等が少なくなっているのではないかと視て来ました。

雪崩が出ていないということは、谷筋に残る雪渓が小さく早く融けて無くなるということで「鐘釣の万年雪」等は夏まで持つのか??等と心配になるのですが・・・。

そもそも鐘釣橋が復旧しない事には、観に行くことも出来ないのですが・・。

帰りました

2024-02-16

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人喰い岩からの 欅平駅・奥鐘橋方面

昨日予定を一日早めて帰ってきました。

昨日の「春一番」に伴う雨量増加に伴い、扇沢~信濃大町間道路が雪崩の危険が増すため通行止めになる可能性が出て来ました。

一旦通行止めになれば雪解け水等が落ち着くまで二日間通行止めになる道路なので、一昨日にみんなで頑張って「奥鐘橋」「名剣橋」の除雪を終わらせて昨日帰ることにしたのでした。

(この区間は、以前4月1日から扇沢~立山室堂間のアルペンルートを早期に部分開通させたことがありましたが・・他にも問題が出て来て現在の形に落ち着いたのですが・・・)

積雪量は少な目で気温が高かったからか雪も柔らかく天候に恵まれ(暑過ぎて・・)なんとか一日で終わらせることが出来ました。

地震の影響を心配していたのですが、「人喰い岩」手前で若干の影響が確認されましたが、時間の制約があり名剣橋の先までは確認できませんでしたが、祖母谷温泉までの道路は雪解けを待ってから早めに確認する必要があるだろうと考えるのですが・・・。

なにせ手前の「鐘釣橋」が復旧しない事には始まらないのですが、復旧して直ぐに黒部を楽しんでいただくためには事前調査は大切です。

(暑くなって藪が伸びてしまっては、山を見通すことが出来なくなるので早目の調査がベストなのです)

これから欅平へ

2024-02-13

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昨日のランチは、奮発してパワーつけて来ました?

今日から三泊四日の予定で、欅平へ行って来ます。(関電さんの協力を得て「小黒部合宿所」で泊まらせていただきます)

毎年恒例の「奥鐘橋」等の除雪なのですが、積雪は少ない様なので作業量の心配はしていないのですが・・・地震の影響で落石・崩壊等が発生していないか???

詳細な調査する余裕はありませんが、感じだけでも掴めたらと考えております。

信濃大町~黒部ダム~仙人谷ダム~欅平と、今年開業予定だった「黒部・宇奈月キャニオンルート」を利用して行くわけですが・・・先述のとおり地震の影響で発生した鐘釣橋の損傷で開業の見通しが立っていません。

起こってしまったことは仕方ありません、積雪で詳細な調査が行われていない現在、この先どんなトラブルが出て来るか分かりませんが??

多くの方々に黒部を楽しんでいただくために、一つ一つ安全に配意し関係機関が協力しながら問題を片付けてゆかねば!

晩酌用のワイルドターキー・ライ勝駒一升(大仏の差し入れ)とツマミに明宝ハム 等々準備万端!

今日のランチは信濃大町の 「食堂カイザー」 で更にパワーアップ?なんてことを企みながら・・・頑張って行って来まーす。

動き出します

2024-02-10

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新聞一面で取り上げてくれたということは・・・危機感の表れ?

昨日、富山県防災危機管理センターで開催された

「令和5年度中部山岳国立公園富山県側利用者参加制度導入検討意見交換会」

に出席してきました。(場所も会議の名前も、やたらと長いのですが・・・)

要は国立公園内の登山道を利用される方々に管理・整備等の費用を少しずつ負担して頂けないか?ってことなのです。

そもそも「公園」と名に着くエリアに立ち入るのであれば、遊園地に入るのと同じ様に実際に利用される方から「入園料」を頂けないか?ってことです。

国立公園なのだから税金で全て賄えば?と思われるかもしれませんが、立山・黒部等の富山県内の山へ登りに来られる方の大部分は県外からの利用者になります。

また富山県民の中には、ほとんど山に関らずに生きておられる方々も相当の数に上るはずです。

実際に歩かれる方々に少しずつ負担して頂いて適正な整備が施されれば、貴重な自然環境が保全され~歩き易く成れば事故も減るはずです。

「守りながら楽しむ」そのためには、動き出さねばなんにも変わらない???

※昨日の会場にはマスコミも大勢取材に来てくれており、それぞれ危機感を持ってくれている証拠なのだと感じて来ました。

〇KNBニュース映像 

明日は会議(富山の方は、テレビ・新聞で紹介されるはず?)

2024-02-08

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大雨で流れ下って来た流木を処理せねば、次の大雨で丸太橋が壊されます。

明日午後から富山市で

「富山県側における利用者参加制度導入に向けた実証実験実施計画案の説明」

と、今後の登山道管理についての意見交換会に出席してきます。

先日も山梨県側から富士山へ入山する際の通行料の話を書きました。

北アルプスでは、南部(槍・穂高)地区でも試験的に導入されて来ているところですが、富山県でも同様の体制を取れないものかと環境省さんが音頭取りしてくれて実証実験計画案を立ててくれた説明が明日行われます。

関係者一同、登山道管理がこのままでは大変なことになると理解しているし計画の趣旨は承知しているのですが・・・。

何をするにも同じだと思うのですが、初めてのことに取り組むとなれば様々な問題点・ハードル・調整事項等々が出て来るのは必至で、特に「お金」が絡んでくるとなれば尚更なのですが・・・。

目標は一つ「みんなの山を守りながら、山でみんなが楽しんでゆける様に!」

ってことを最優先に調整しながら計画実施に向けて動いて行けたらと思います。

(現場に出ている者からすれば、モタモタしている暇は無い!ってヒシヒシ感じているのであります)

マスコミも何社か取材に来るとのことですので、富山県の方々には我々の動きを知っていただき応援して頂けたらありがたいです。

除雪開始

2024-02-08

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富山市内からの大日岳方面

昨日から、立山黒部アルペンルートの除雪作業開始のニュースが流れていました。

室堂はソコソコ積雪が有るようですが、標高の低い箇所は随分少ない様です。

黒部エリアも標高が低いので積雪は少ない様ですが、来週13日から3泊4日で欅平「奥鐘橋」の除雪に向かう予定です。

標高の低い場所だけ積雪が少ないということは、高山帯は雪でも低山帯は雨が多かったということになるのでは???

気温が高いということは、雪質の違い・吹き溜まりの量・雪庇の発達・雪崩の発生等・・例年とは違った春山になるのでは???

そんなことよりも、今シーズンの黒部は「鐘橋橋」の復旧が最優先課題なのですが・・鐘釣山の調査に入りたくても、岩壁に積雪が残っていては調査出来ないどころかアプローチも雪崩の危険があります。

来週に欅平に入山すれば、ザックリ状態が解かるはずなので調査に入れる目途だけでも立ってくれればよいのですが・・・。

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