阿曽原温泉小屋

混雑予想!

2018-09-23

写真

黒部別山谷は、残雪が全く無し。

昨年シーズン終了まで残った黒部別山谷の雪渓ですが、今年は全く有りません。当ホームページの、昨シーズンの写真やWebアルバムの昔の写真と比べて見てもらえば良く分かるかと。

毎年心配させられる場所に雪が無いのに、天候が悪くて登山道整備が進まないのは皮肉なものです。  開通が送れるおかげで、10月の週末には混雑がさらに予想されます。 

写真右下角の大きな岩は、昨年雪渓の上に乗っていたモノです(どこかの斜面の崩落です)

今年の黒部は、阿曽原の露天風呂が壊されたり、折尾谷出合いのブナの大木が倒されたり、鐘釣駅構内に河原の砂・砂利が吹き飛ばされて来たり等々、威力の強い雪崩が発生しているのですが場所が違うと出方が違う事が良く分かります。

※予約状況!

「下の廊下」の開通を見越してすでにご予約を受ける事が出来ない日が出て来ております。

ご予約以外の方は、10月 6日・7日・19日・20日・21日・27日については、どうしても小屋泊希望の方は「飛び込み」で来て頂くしかありません。

他にも、13日・20日前後の平日(紅葉が良いので)も混雑が予想されます。

テント場についても、各週末は混雑が予想されますので、早めの到着等対応をお願い致します。

下の廊下情報!(9月23日)

2018-09-23

写真

S字峡付近歩道のシャワー(秋の長雨で水量多し)

昨日、若いペアが「下の廊下」の黒部ダムからのピストンを計画して阿曽原に来ましたが、未整備区間が怖かったので、そのまま欅平に向かう事に計画変更しております。

お客様におかれましては、取りあえず危険な区間の整備が済むまで無理をなさらず自重される事をお願いいたします。

我々は、整備状況と登山者の動きを毎年見て判断しております。 一般登山者の方々の通行はもうしばらく無理です。

※仙人谷情報!

昨日、仙人温泉上部の仙人谷二又のスノーブリッジを、仙人池ヒュッテの主人が叩き壊したそうです。 これで安心して通過する事が出来ます。

こんなんで、すみません。

2018-09-21

写真

一本目が空いちゃいました。

一昨日、千葉から77歳の白髭の男性が欅平から来られました。

聴けば、このホームページを読んで「どんな男か見に来た」とのことでした。 食事時の座る姿を見ると、かなり頑張って来てくれたのかな~?って・・・、ありがたい話しです。

なので阿曽原まで来れない人の為に、恥ずかしながら顔が写った写真を一枚。(こんなんで、すみません)

一升瓶を逆さにした腕は埼玉の友人、チョットした事が切っ掛けで仲良くなり20年来お客さんが居ない時を狙ってやって来て、連泊して一緒に飲んでゆきます。 阿曽原だけでなく富山大好き人で、年間6回位は富山に来てくれます。 この日も一般のお客さんはおらず、地酒と昆布〆の刺身・イカの黒作りで乾杯です。(青いマグカップは、E・クラプトン武道館ライブのグッズだぜぃ!)

今日は、雨の中仙人池から男性二人が笑みを浮かべて来られて(こちらも77歳が一人)

「3年前にもお世話になりました。御願いが一つ、夕食をカレーにしてもらえませんか?」

今日は二人だけの宿泊だから、どうにでもなるのでカレーに! ばら肉が大きな冷凍ブロックだったので、トンカツ用のロースを使って、仕入れたスパイスと何時ものルーとミックスして、喜んで食べてもらえました。

お客さんの笑顔が一番です!

と、そこへ玄関先にピアスをした一見チャラそうな若者が・・・?  黒部ダムから来たけど、テントが無くてシュラフだけなので玄関の土間で寝ても良いですか?

って、雨も強いし寒いから素泊まりで小屋に泊まれば?と聞いたら、お金が二千円余りしか無いとのこと。

情報もお金も無く、注意看板も見ず「下の廊下」を下って来たのです。「ATMで、お金は引き出せるんですが・・・。」って、ATMの有る所までの電車賃も怪しいものです。

登山経験はどう見ても無さそうで、若くて運動神経が良かったから歩いて来れたものの、絵に描いた様な無謀登山者!です。

「シャーナイナ~!」タダで泊める訳にはゆかないから後日素泊まり代金を振り込んでもらう事にして、とにかく乾燥室で濡れた服を乾かさせて・・・。  どう見ても食料を持っていそうに有りません。 「シャーナイナ~!」カレーを乾燥室に運んで食べさせて。

翌朝出発時に「ありがとうございました。手紙を書いたので、後から読んで下さい」って、彼は大学3年生で就職活動で悩んでいて、阿曽原で見たDVDに感動したらしく、人に「ありがとう」って言われる仕事や活動をしてゆきたいです。 

って、泣かせる文章が書いてありました。 (仙台の交番襲撃事件といい、悩める学生が多いのでしょか・・・、心配になって来ます)

毎日訪れる人それぞれが、ドラマチックな???黒部峡谷なんだろうな~。 我々が出来る事は日々限られますが、そのドラマのお手伝いが出来ているのなら山小屋稼業も素敵な仕事だと思いませんか!

下の廊下情報!(9月21日)

2018-09-21

写真

本日も明日も天気が悪く、「下の廊下」の作業は中断です。

今週末に、「下の廊下」の通行は困難です。 お伝えした通り、壊れた梯子・土砂が不安定に溜まった歩道のままです。

※参考情報!

コース全体に、残雪は残っておりません。

昨シーズン、終わりまで残った「黒部別山谷」

先月まで、スノーブリッジで塞がれていた「白竜峡」

共に有りません!

写真は、9月11日の大ヘツリから黒部別山谷方向(下流)です。 正面の岩稜から本流は右に折れて白竜峡に向い、左側から来る谷が黒部別山谷となります。

残雪の多い年は、秋の終わりまで撮影ポイントの黒部川本流にスノーブリッジが残った年も有ります。

今年は雪が無くなっても、これだけ天気が悪いと作業が進められないのです。

まさかと思われるかもしれませんが!

2018-09-21

写真

内蔵助谷出合いの道標

下の廊下は、黒部川沿いに歩くコースなのですが、なぜか内蔵助谷を登り返す方が時々おられます。(川の下流に向かうのに、水の流れる上流に向かうのが気づかないの?)

ほとんどの皆さんは途中で気付いて、引き返して来てくれるのですが大きなタイムロスをしてしまいます。

他にも、

●.剣沢の二又から真砂沢に向かうパーティの、最後尾の方が逸れて行方不明になり、捜索したら剣沢を下って剣大滝手前の斜面の樹木に掴まっていた事案。(道が無いし、下流に下る事は無いでしう?)

●.夏に、剱岳・池の谷ゴルジュ核心部まで下降して、進退窮まった大学パーティ。(捜索中に我々も、かなり危ない目に遭いました!)

●.阿曽原から仙人谷ダムへ向けてロープで塞いで有るのに送電線巡視路に入り込んでしまい廃道からの転落事案。(なんでロープを跨ぐかな~?)

●.毛勝山に登って片貝川に降りずに、小黒部谷に降りる事案。(ガスに巻かれたにしても・・・?)

●.剱岳北方稜線に向かって、数年後に見つかった雄山神社の巫女さん事件。(死亡のため原因不明?)

等々、「なんで?」って思わず言いたくなるような事案に携わって来ました。(それぞれ、一話ずつページが作れる内容です)

検証してみると、・思い込んでしまって不審に思わない! ・途中で気付いても、何とかなるだろう! 等が原因でした。

今年も、白馬岳~祖母谷間で単独登山者が懸命の捜索活動にも拘らず行方不明のままです。

先月には、整備が全く成されていない「下の廊下」に、間違って入り込んで白竜峡まで行って引き返して来たグループも有ります。

入山前には、事前のコースチェツクをしっかりして来て頂き、小屋を出発前にはコース状況を確認し、行動中はチョコチョコ地図をチェツクしながら行動して頂ければ、そうそう迷う事はないかと思うのですが・・・。

良くある質問!

2018-09-20

写真

露天風呂奥の源泉トンネル。

写真のトンネルを「高熱隧道」ですか?との質問がよくあります。

熱いトンネル!と言う意味では間違いないのですが、小説「高熱隧道」の舞台は、キャンプ場の鍵が掛かった扉の奥になります。

露天風呂のものは、新黒三発電所への送水トンネル掘削時の土砂出し用の横坑になります。(湯溜めを空にすると、レールが引かれたままです)

黒部ダムで溜められた水は、黒四発電所で利用されてから欅平にある新黒三発電所に送られて再利用されて、更に下流の猫又の新黒二発電所で再々利用されてから黒部川に戻されています。

トンネルからスノコが引かれているのは、雨が降った時にトンネルの中で着替えをしてもらうためです。 ちなみに、風呂には屋根が有りませんので傘をさして入って頂きます。

秋が深まり気温が下がって来ると、トンネルをシートで塞いで中の温度が下がらない様にして温泉の温度を維持します。

昨日キャンプに来た、ニュージーランド人女性に英語で質問攻めに遭いました。

とにかくイロイロ聞かれるのですが、細かな説明がなかなか伝わらず・・・。(日本語が、全く出来ない方でした)

途中から、英語の出来る宿泊のお客さんが助けてくださって。

彼女は、北海道から鹿児島までの温泉を調べて回って、2020年には英語で日本の温泉を紹介する本を出版する予定とのことです。

そこまでするなら、少しは日本語を勉強して来てよ・・・!

風呂のトンネルについて、説明に苦労したので今回書いてみました。 

二日前、風呂周りの草刈りをガッツリ終わらせました。 繁忙期に向け、着々準備しています。 

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