阿曽原温泉小屋

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登山道維持管理は、場所に合わせて!

2025-02-14

写真

下ノ廊下の丸太桟道を施工するには「ぶら下がり」

明日のシンポジュウムでは「登山道の維持管理」って一言で言っても・・・関係する範囲が多岐に渡り問題を突き詰めてゆけば、登山道が出来た経緯・地域差による管理方法の違い・関係法令等々

超面倒くさい!ことが次々に見えてきます。

写真の「下ノ廊下」は、関西電力が整備主体で毎年多額の費用を費やして整備されていますが、こんなルートは稀だと思います。

(豪雪地帯の断崖絶壁に作られているため、丸太・鉄筋アンカー・手摺り番線等を使って整備されているのもここだけではないかと??)

今問題なのは、山の中での大きな整備は役所が主導してこれまで通り続けてもらえればよいのですが、通常の規模の小さな維持管理・突発事案の緊急対応・人員確保が、これまで曖昧なまま現場の山小屋従業員・地元の民間救助隊等が担ってきたのだが、どの業界でも同じで従業員確保に苦労していたなかでコロナ禍が追い打ちをかけられて今まで通りやってゆくのが難しくなって来ました。

黒部は黒部なり他のエリアは他のエリアで、整備方法・整備主体等はバラバラなのですが、我々が行ってきた山仲間との事例を紹介して他の山域で参考にしてもらえないか??なんてことを考えてますが・・・テンション上がって暴走してしまわないか???心配の尽きない小屋主なのでした。

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