阿曽原温泉小屋 Web アルバム

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ホウ雪崩の痕跡

写真:ホウ雪崩の痕跡

平成22年、春先の阿曽原谷です。
左岸の中腹より上の斜面で、樹木がなぎ倒されています。
阿曽原の滝が写真左上に見えますが、その上流で発生した雪崩がそのままの勢いで空中を走り抜けたのではないかと思われます。
かなり、太い木も倒されていますので、その木の樹齢からすると40~50年に一回のものではないでしょうか。
戦前の、志合谷の雪崩「小説 高熱隋道」が有名です。
平成八年にも、阿曽原から3つ下ったところの送電線の鉄塔が傾く被害がありました。
この年は、下の廊下も晩秋まで雪渓で閉ざされ通行できず、白竜峡のスノーブリッジは表面が氷化して窪みには水が溜まっていました。 仙人谷も十月半ばまで大量の残雪があり秋なのに、美味しそうな山ウドが出ていました。 ホウ雪崩で溜まったデブリ上は、ツガ・松の葉等が爆風で引きちぎられて来るのか秋でも緑っぽくなっていました。

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