ホウ雪崩による、倒壊の恐れがあるため小屋はプレハブの仮設です。冬は毎年解体して片付けられます。屋根は、乾燥室兼荷物置き場に、壁と床パネルは縁の下に、柱や合掌は更地に綺麗に積み上げておきます。ちなみに、トイレ・従業員棟・物置は山の縁に作ってあり、補強してそのままにしてゆきます。
恥ずかしながら、キャンプ場から見上げると怖いところに建っています。プレハブも、新しい物にしたいのですが、最近の物は鉄骨が薄く弱い為、冬場の雪の重みで曲がってしまいます。 古い物を使っているのはその為ですが、壁パネルは現在の規格と違う為、交換する事も出来ず・・・、室内の壁は見苦しくなっております。 すみません!!!
カレーを仕込む、ダイブツです。仮設小屋なので、炊飯器2台・コンロ3基・フライヤー1台で、すべての食事と弁当を作ります。肉は、「牛肉を使うと甘くなる」野菜は、「ジャガイモは、粉っぽくなる」「ニンニクは摩り下ろさずに、細かくみじん切り」等々、ダイブツのこだわりカレーです。腕組みしてるのは、「ヨガ」の先生のスズちゃんです。
こんなに混雑するのは、十月上旬の休日だけです。(数年前の、シルバーウイークも混みました)ちなみに、記録は平成9年の10月9日に、この場所だけで131張りも・・・・!(当日は小屋に218名の宿泊が・・・、併せて500人以上の人が、風呂に入ったのでは!)最近は混雑が知れ渡ったらしく、小屋もテント場も爆発しませんが、なるべく分散してもらえれば、もっと楽しんでもらえるのに・・・。
混雑時の、晩ご飯はカレーライスです。米は地元黒部の、コシヒカリ100%!(2005年頃までは、実家の田んぼでで栽培していた物を使っていましたが、両親が高齢になり近所の農家から直接仕入れています)玉ネギは、実家の母親が作ったもの、大量のニンニクをじっくり炒めて香ばしくしています。制限時間内は、オカワリ自由です。(記録は 20分で大盛り5杯です)30人(女性が半数以上)で、4升のご飯が無くなった事があります。混雑時は何にもしてあげられませんが、恥ずかしがらずにお腹いっぱいになるまで、オカワリしてください。
超混雑時の食堂での就寝状況です。超混雑時の飛び込みのお客さん達です。予約のお客さんは、春先から予約を入れておられる方もおられますので、混雑時でも客室で布団一組で二人以上にはしたくないので、予約時に混雑する旨説明して了解を得られたところで予約をお受けいたします。客室の定員の倍になったところで予約は打ち切らせていただきます。申し訳ありませんが予約終了後にどうしてもといわれるお客さんは、飛び込み扱いとさせていただきます。平成九年に、「混雑は慣れていますからと」言われて、いくら説明しても飛び込みさんが押し寄せてしまい、99名も飛び込んでこられました。収容しないわけにも行かず・・・、その晩は総数218名、従業員の寝るところまで開放して・・・、最近は知れ渡ったのか、飛び込みさんも少なくなっていますが、確認の電話は事前にお願いします。 ちなみに、下の廊下開通後の土曜日や三連休の初日と中日は、ツアー会社の予約もお断りしています。混雑時は、食堂で寝る飛び込みのお客さんのスペースを早く空ける為、食事は時間を区切らせていただきます。皆さん、なるべく平日に来られれば良いんですが・・・。
深い谷底なので、左岸にある登山道やキャンプ場は空が明るくても、早い時間から日陰になり歩きづらくなります。十月の最終週は、午後4時半過ぎには登山道は暗くなります。 温泉の時間分けもありますので、行動はお早めに!
AOR系・スムースジャズ系・R&B系・拓郎・柳ジョージ・小田和正・山本潤子・E,クラプトン・G,ベンソン・M,フランクス・D,クラール・D,パープル等々、いろんな曲を掛けています。アンプは、ソニーの年代物!『TA-N902』 重さは28㎏もあります。仕事仲間の、トミーから贈ってもらいました。発熱が凄く、団扇で扇いでやりながら使っています。スピーカーにはオーバースペックだし、毎年の設置や収納には手間も掛かるけど、良い音を鳴らしてくれる大切な相棒です!
ナラタケです。富山では きのこの生える木の種類で「〇〇モタセ」 と呼ばれます。(例 杉のモタセ・やまどりモタセ等は別物です)いろいろな倒木に出ますが、やっぱりブナに出るのが多いし美味しいような。鍋・汁に使うと、良い出汁がでます。バター炒めも最高です!(きのこはどれも、繊維質の塊ですんで食べすぎ注意です)
かさが開いたやつは、バター炒めにすると最高です!もちろん、鍋・汁物も!立派な物は、カサが湯のみ茶碗位の物もあります。はじめて見た時、桃の缶詰かと・・・。 ウソと思われるかもしれませんが、ホントです!
これぐらいの物は美味しそうですが、私達はもう少し待ってから採取します。
平成22年、春先の阿曽原谷です。左岸の中腹より上の斜面で、樹木がなぎ倒されています。阿曽原の滝が写真左上に見えますが、その上流で発生した雪崩がそのままの勢いで空中を走り抜けたのではないかと思われます。かなり、太い木も倒されていますので、その木の樹齢からすると40~50年に一回のものではないでしょうか。戦前の、志合谷の雪崩「小説 高熱隋道」が有名です。平成八年にも、阿曽原から3つ下ったところの送電線の鉄塔が傾く被害がありました。この年は、下の廊下も晩秋まで雪渓で閉ざされ通行できず、白竜峡のスノーブリッジは表面が氷化して窪みには水が溜まっていました。 仙人谷も十月半ばまで大量の残雪があり秋なのに、美味しそうな山ウドが出ていました。 ホウ雪崩で溜まったデブリ上は、ツガ・松の葉等が爆風で引きちぎられて来るのか秋でも緑っぽくなっていました。
下界では、見たことのない昆虫類も見かけます。クワガタの類は、ヒメオオクワガタ等夏の初めには良く見かけます。セミは五月から鳴き始めて、大発生の年にはうるさくて大変です。
面白い形をしています。他にも、閉じると枯葉そっくりの羽根を持った奴等さまざまです。以前に、白布(スクリーン)を持参してきて夜に裏から光を当てて、寄って来る昆虫を調査しに来たグループもあります。
時々、日本猿の群れがやってきます。夏の終わりと、晩秋によく見られます。絶対、エサは与えないで! テントの外に、食料は出しておかないで!ほかにも、日本カモシカ・アナグマ・イヌワシ・タヌキも見られることがあります。 ツキノワ熊は、シーズン前に現れる事が有りますが、シーズン中は付近に餌が無いからか、ほとんど姿を見せません。六月に本流から阿曽原谷のスノーブリッジの下を潜って登山道まで来て、キャンプ場にいる我々を一瞥してそのまま藪の中へ行った事があります。
緊急時は、キャンプ場が臨時のヘリポートになります。阿曽原谷の縁に、着陸します。
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