旧道の、阿曽原側の高巻きポイント付近からの画像です。右奥の崩壊地の中段に旧道がありました。崩壊後、ここのすぐ上部にある、第二雪渓の左岸斜面から高巻く道を作りましたが・・・。現場奥の仙人谷本谷の、雪渓の状態が悪くズタズタです。右手前急斜面に、不安定に止まっている巨大な雪のブロック。旧道の第二雪渓も、毎年このようにななってしまい、恐る恐る迂回したり、夏道に戻るのに、草付き斜面を登ったりでした。張り付いて誘導してあげるにしても、それなりに判断の出来る人間がつかねばなりません。
大規模な泡雪崩が出た年は、あの谷からダムの下流まで爆風が届いたそうです。
梅雨明けに設置して、十月下旬に撤去します。大雨の時には冠水することもあります。増水時注意!仙人温泉小屋の下にも、雪渓が溶けると橋が架かります。
雲切新道の下部は、きつい傾斜です。しかし、ブナの林があることから分かるように、割と安定しています。旧道の阿曽原峠前後のように、巨岩が積み重なって出来ている山は不安定です。(旧道沿いには、風穴が二箇所はありました)中央下に仙人ダムの施設、奥にかすかに五竜岳。
猛烈な藪尾根を切り開きました。
この、撮影ポイントから仙人温泉の源泉までのルートは、今では十分余りで歩けますが、急斜面で崩壊した沢もあり、また藪も濃いトラバースで、どの高さに道を作るか、調査段階では一番苦労した区間でした。左の平地が、ヘリポート。
正面の沢が本谷。左の湯煙が源泉。道を作っている時、急遽飛んだヘリの荷受に、若い衆が阿曽原から旧道を使ってですが、一時間足らずで駆け上がってくれました。いいメンバーが揃っていました!
晩秋です。
仙人峠から!
道に崩れてきた岩をのけます。
仙人峠~温泉間の中間地点は、谷の横断があります。残雪状況は、最寄りの小屋で最新のものを尋ねて下さい。
夏はルート上に雪渓が残ります。雪渓の状態によっては、迂回していただくこともあります。雪渓の溶け方が各年違うこともあり、雪の上にはペイント等目印はあえて付けません。奥には、唐松から白馬が!
管理用