阿曽原温泉小屋 Web アルバム

水平歩道
欅平~仙人谷ダム間の13キロ余りの区間を指します。
旧日電歩道同様、関西電力㈱さんが業者さんに委託して整備されていますが、道の狭さや整備方法にあまり変わりがありません。
大きな違いは、
・黒部川からかなりの高度差があり、川床が見えない
・送電線の巡視用の道が所々作られている(たまーに間違える人がいます・・・)
・雪崩や鉄砲水を避けるためトンネル(隧道)が掘られている場所がある等々です。
毎年6月から整備に取り掛かり7月中・下旬には、冬季間の雪崩で引きちぎられた番線・へし折られた丸太桟道・道を塞ぐ倒木等の整備がほぼ終わって、草刈り等細かな整備を除けば取り合えずは通行することが出来るようになります。
人間は、がんばれば凄い事をやってしまうものだと思い知らされます。
【俺たちも、やれば出来る!・・・はず?】

※水平道・下の廊下共に、ダブルストックで歩行中にバランスを崩したときに、山側の手が塞がっているばっかりに、沿わせてある番線(太い針金)を掴む事が出来ずに転落してしまう事故が発生しております。
ストックを利用されるのであれば、登り降りの時以外は一本だけを谷側だけ使用するようににしてください。

オリオの大滝

オリオの大滝

阿曽原から一時間半余り! 
滝の手前を飛び石で渡りますが、増水時には注意が必要です。
確実に水の補給が出来て、休憩場所に最適地です!

オリオ谷の隧道入り口(右岸側)

オリオ谷の隧道入り口(右岸側)

豪雨時には、左岸側の入り口から隧道内に水が入り込む事があります。
水抜き穴が、こちら側の入り口の右下あたりにあります。
穴が詰まると、胸下まで水が溜まる事がありますが、水が溜まっていたら、隧道入り口に置いてあるバールや測量ポール等を利用して、隧道内の階段下右側の壁にある穴を突いてみて下さい。(右岸側にしか水抜き穴はありません。外側から突っつくのはは危険です)

オリオ谷の隧道内(右岸側より)

オリオ谷の隧道内(右岸側より)

隧道に入って階段を下りたところの、右側壁下部に水抜き穴があります。
 ということは、下流側から来た登山者は水が溜まっていたら・・・???
ズボンを脱いで、荷物を頭上に掲げて来られた登山者が、平成5年から今までに2人おられます!

大太鼓 遠景!

大太鼓 遠景!

この辺りから下流谷底に、欅平の駅が見え始めます。
駅が見える場所からは、携帯電話が使えます。

日本一危険な温泉!

日本一危険な温泉!

よくこんなところに、道を作ったものです。
ここら辺りを映して、某テレビ局の番組で、「日本一危険な温泉」に阿曽原温泉が目出度く選ばれました???

志合谷トンネル入り口(右岸側)

志合谷トンネル入り口(右岸側)

数メートル入ると、真っ暗闇です。
トンネル内は、天井が低く曲がっているので、ライトは壁や天井にも当てながら進むのが、タンコブを作らないコツです。
以前は、水が溜まっている場所がありましたが水抜き穴と側溝のおかげで、靴底を濡らす程度ですが、大雨が続くと天井から漏水します。
(トンネル内、阿曽原寄りに旧の出口があり、水抜き用に残してあります。大部分は塞いでありますが、間違っても出てみようなどとは思わないように!)

志合谷を挟み、左岸を望む!

志合谷を挟み、左岸を望む!

あきれるくらい、真っ直ぐです!
対岸に見えても、谷を回り込むので時間がかかります。

頭上注意です。

頭上注意です。

岩をくりぬいたルートは足元だけではなく、頭上にも注意が必要です。
ちなみに、写真左側に黒く垂れ下がっているのは、道がくりぬかれる前に、丸太を吊って足場にしていた番線(針金)です。

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