阿曽原温泉小屋 Web アルバム

ニュース! 
【8月27日】
フォームを見やすくするのに、少しいじったら登山情報がうまく反映されません。
管理者と調整しますので、お待ちください。

資材輸送のヘリに目途が付きました。
水平道の修復は、すんなりゆけば来月10日過ぎに通れるようになる予定です。
週明けから、雲切新道の仙人谷の架橋・草刈等、登山道通行再開に向けて整備に入る予定です。

【8月26日】
HPのトップページで、先日県庁に堤出してきた「意見書」を皆さんに見てもらえるようにしました。

テレビ・新聞で紹介されたので、大きな反響があります。
阿曽原のHPに訪れる方は、山が大好きな方々のはずです。
皆さんにも読んで頂ければ、冬場の立山黒部の実情と管理の大変さが分かって頂けるはずです。
なによりも、安全対策有っての利用と言うことを考えてもらえればと思います。

このまま立山黒部の、利用・開発計画が進められては、事故の多発・環境破壊等々に後から後悔すると確信しています。

「立山黒部を、国際的なリゾートに!」
夢のある話ですが、立山黒部はスイスと違うのですから!


http://www.asahi.com/articles/ASK8Q3QBDK8QPUZB001.html

【8月25日】
22日に、富山県庁観光推進室に
「立山黒部」世界ブランド化についての意見書
を作って提出してきました。

富山県は、「海のあるスイス」になるべく、リゾート化を推進してゆくそうです。
立山黒部は世界に誇れる地域です。実際に世界中からの観光客が訪れていてくれていますが、更に
・冬期間の運行休止期間中にも営業出来ないか?
・称名~弥陀ヶ原までロープウェイを作れないか?
等々、安全対策・リスク等をそれほど検証したとは思えないまま、話しが盛り上がっている現状に危機感を抱いておりました。

それでも現場の実態を知れば、どれだけ大変な事業か分かれば、そのうちに治まるかと思っていたのですが。
(観光振興は大変良い事ですが、冬の北アルプスとスイスは全然違うと思うのですが)

お盆前に、知事一行がスイスに視察に行ったニュースを見て、危機感を抱いている関係者から実情・懸念を取りまとめて堤出してきました。
(意見書は、近々HPでも公開します)

22日の、地元KNB・チューリップTV・BBTでは、ローカルニュースで結構長い尺で取り上げてくれました。(ラジオでも紹介してくれていたみたいです)
北日本新聞・朝日新聞富山版で取り上げてくれました。
映像は、
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=15833

http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20170822155426

SNSでも、広がっているらしいです。

小屋が営業出来ない時に、神様から与えられた宿題???
これも巡り合わせと観念しての行動です!


【8月18日】
昨日、ヘリコプターの資材搬送について確かめてみましたが、事故調査がお盆を挟んでしまいまだ進んでいないそうです。
取りあえず、今月中には飛ぶことは無いらしいです。
九月になってすぐに飛ぶ保障もありません。

資材が上がらないと、補修も出来ませんので見通しは立っていません。
本当に困ったもんです!

当然、下の廊下の様子も見に行けていませんので、問い合わされても答えようが有りません。

状況が変わり、見通しが見えてくれば、このページでお知らせしますので、電話での問い合わせはご容赦ください!

【8月7日】
大仏達が、白馬~祖母谷間の登山道の草刈りを終わらせて来ました。
百貫山のコルから名剣沢までの、トラバース道は沢ごとに荒れ気味なので慎重に歩行してください。

唐松~祖母谷線の草刈は、台風の影響で先延ばしとなりました。元からの予定等を調整してから入る予定ですが、何時から入るかはまだ決まっていません。
草刈前は、大変な藪漕ぎになるかと思われますので、無理して入る事はおすすめしません!

両コース共、避難小屋に泊まり込んでの大変な作業ですが、大仏が毎年頑張ってくれています。

※ご予約の逆キャンセルをしておりますが、お客様から激励やら励ましやらを頂きありがとうございます。
見通しが立てば、このページで直ちに報告いたしますので、電話での通行確認等はご容赦ください。


【8月5日】※参考情報
黒部地区で、資材輸送のヘリコプターが、資材を落下させてしまう事故が発生してしまいました。
登山道修復用の資材輸送を担当している会社だったので、安全対策等が整うなどしてからの運用再開になるかと。(整備が遅れるかもしれないです)

相変わらず、次々と思いもよらぬ事態が起ってしまう阿曽原です。
尊敬する大先輩が、
「神様は、試練を乗り越えられる人にだけ与えておられる!って、思えば腹も立たない」
と、言っておられました。

我々は黒部で、もっとひどい災害も体験してきました。
各方面から心配をしていただき感謝感謝ですが、命を取られるわけでは無し、前向きに考えて対処してゆくつもりです。
(ただ、お客さんに食べてもらうために畑で作っている、茄・ピーマン・トマト等々が大量に余ってしまい・・・困っていますが)


【8月3日】
状況は変わりません!
先月末に、雲切新道の仙人谷の架橋に向かいましたが、流失したアンカーのみ施工してきました。
苦労して架けても、台風5号の通過で鉄砲水で流されれば元も子もありません。(登山者が通る当てもありませんし!)
部分的な草刈り・手すりのアンカーの打ち直しを2か所済ませてきました。

【7月28日】
現在、欅平~阿曾原間の水平歩道は大太鼓付近の登山道の斜面崩壊により10メートルほど道が無くなり通行できない状態が続いております。
復旧は早くても8月の下旬になりそうです。
8月上旬やお盆休みの期間は全く通行(通り抜け)できませんのでご注意ください。

【7月24日】
昨夜九時から、NHKスペシャル「ジオジャパン」第一集が放送されました。
予告動画をご覧になった方は判ると思いますが、下の廊下にドローンを飛ばした映像も紹介されております。
二年前の秋、紅葉真っ盛りの時期にNHK取材班が阿曽原に十日余り宿泊して撮影したものです。
普段の年ならば、小屋が混雑しており協力もしてやれなかったのですが、この年は残雪が多くて下の廊下が開通せず、閑古鳥が・・・(紅葉は素晴らしかったのですが)。
大仏・王子等々、小屋のスタッフも歩荷やガイドとして手伝いました。我々自身も、撮影を通して勉強になった番組でもありますし、なにか「縁」みたいなものを感じました。
黒部のシーンが、どれだけ使われているかは???ですが、来週三十日の第二集も見ていただけたらと思います。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170730

先週末に、宇奈月方面山岳遭難対策協議会のメンバーが、白馬岳~祖母谷温泉線・唐松岳~祖母谷温泉線の登山道をパトロールしてきました。
〇白馬線は、旭岳~清水平に残雪がかなり多く残っております。
 ベニガラでマーキングしてきましたが、融雪が進めば薄く広がりますし、あまり人が通らないコースですので、初めての方・単独の方はGPSなどを持っておられれば安心かと。
 (八月早々に、大仏達が草刈り・倒木処理などなどに入る予定です)
〇唐松線は、やはりキャンプ場から先の急斜面の雪渓のトラバースがあります。
 融雪が進めば、カッテングしたトレースも怪しくなるはずなので、小屋で聞いてから通行するようにしてください。
 (白馬線の整備が終わってから、整備着手になります。整備前は、南越から下部は、かなり草が生い茂っているかと)


【7月21日】
状況は変わってはおりませんが、水平道の整備に業者さんが戻って来てくれました。
進捗状況が分かれば、お知らせいたします。

雲切新道の仙人谷下部の丸太橋については、水平道の整備状況に合わせて架けようかと考えております。

小屋のスタッフも、災害の影響で全ての予定が後送りになってしまいました。
21日から23日までは、白馬~祖母谷線・唐松~祖母谷線のパトロール!
週明けからは、29日に控えた地元中学校の宇奈月の僧ヶ岳登山会に向けて登山道整備!
31日は、小屋への物資の荷揚げ!
大仏は、直ぐに白馬~祖母谷線の登山道整備。王子は登山ガイドになります。
小屋主も、荷揚げの準備やら会合等々雑務が・・・。

小屋の方は、電話が通じましたが小屋が無人になっている日が多くなり、ご迷惑を掛けます。

【7月15日】
昨日、水平歩道を阿曽原側からパトロールしてきました。
(大太鼓手前で撤退)

しばらく通行は出来ません!
(頑張れば通過できる?なんて思わないでください!)

岩で、道が塞がれていたり。(かなり危険!)
斜面の崩落に伴い、道の欠損みたいなものも。(全く無理!)

大雨災害の復旧に業者さんが掛りっきりで、何時になったら水平歩道に取りかかってくれるのかが分かりません!
情報は随時このHPで流しますので、電話での問い合わせはご容赦ください。

これに伴い、営業開始も何時になるか判断が付きませんし、一般的な登山道整備も遅れるかと思います。
各登山口には連絡を入れておきますので、無理して突っ込んでこないでください!



【7月10日】
トロッコ列車の運転再開予定について!
欅平まで、15日には行けそうです!

詳しくは、黒部峡谷鉄道HPhttp://www.kurotetu.co.jp/news/2017/07/6307575118m710.html

開通と同時に、道の整備・荷揚げ・橋架け等々、大慌てでやることになりそうです。
(剣沢方面・欅平方面とも整備が追い付いていませんので、歩ける事を保障しているわけではありませんから!)

【7月9日】
NHKスペシャルの放送日が、延期になりました。
将棋の藤井四段の快進撃! 九州の大雨被害!
の関係で、ジオジャパンの放送日が7月30日に延期になりました。

トロッコ列車は、明日から「笹平駅」までの部分運行となりました。
一日も早い、前線開通が待たれます。

【7月7日】
天候が回復して、黒部川の水量も減り始めました。
これから、峡谷沿いの被害も明らかになってくるかと。

九州の方は、まだまだ予断を許さない状況ですが、早く梅雨明け宣言が出されることを祈るばかりです。

【7月6日】
やはり、猫又の復旧は来月になりそうです。
トロッコ列車は、それまで笹平駅までの区間運転となるとの事です。

当然、奥山のパトロール・整備・草刈等も遅れる予定です。
黒部エリアに、登山計画を立てておられる方は、トロッコの運転再開・登山道整備状況を確認してから入山してください。

阿曽原小屋も、食料品等の荷揚げも来月の何時になるかは予定が立ちません。
(受け入れ準備は整っていますので、食料等が小屋に届けば営業は出来ます)

暫くは、下界で動く事になりそうです!

【7月5日=Ⅱ】速報!
猫又駅の浸水被害の影響で、欅平までのトロッコの開通が遅れる事になりそうです。
(平成7年7月の、洪水被害から見れば可愛いものですが!)
状況を聞く限りでは、トロッコが全線運行できるのは、常識的に考えれば8月にずれ込む事になるかも!
当然、登山道整備・水平道整備・仙人谷の架橋も遅れる事になります。
海の日の連休に、計画を立てておられた方は変更をしていただく事になるかと!

今週末から、宇奈月方面山岳救助隊員で予定されていた、白馬~祖母谷線・唐松~祖母谷線の登山道パトロールも中止になる予定です。
(大雨で崩落などの被害が有るかも知れませんので、確認が済むまでは利用を控えられる事をお勧めいたします)
両路線の整備は、大幅に遅れる事になりそうです。

繰り返しになりますが、こちらで判る情報は当HPに随時流しております。 我々は、復旧作業に駆り出されるはずですので、自宅への電話での問い合わされても、分かる者がいませんので御容赦願います。

【7月5日】
降り続いた雨は治まってくれましたが、トロッコ列車はまだ平常運転が出来ていません。
降らなくても、山から湧き出す湧水は暫らく続くので、本格的な点検整備はそれからになるのでは。

通常の年なら、春先に済ませている法面の点検作業を、再依頼されています。
阿曽原の事も心配なのですが、見に行く事も出来ずにいます。
荷揚げも、連休明けまで伸ばすことになりそうです。
何をするにも、トロッコが動き出してからになりますが、梅雨前線が南下して梅雨明けはまだ先になりそうだし、天気が安定しないと本格的な登山道の点検も橋架けも出来ません。

連休を控えて、計画を立てておられる方もおられると思いますが、今のところ何ともしてあげられません。
情報は随時HPで流しますので、電話での問い合わせはご容赦ください!



【7月4日】
週末から降り出した雨で、トロッコ列車沿線で土砂が線路に溢れ出して運休に!
3日に予定していた、小屋への食料等の荷揚げは中止!(いつになるやら、分かりません)


昨日、災害関連の応援要請で、大仏と猫又駅までボッカしてきました。
今日もまだ降り続いていて、水平道の整備も遅れるだろうし、何より被害が無いか心配していますが、全容の調査にもいつになれば行けるやら・・・。

久々に、黒部の凄さを実感させられています!

※NHKスペシャル
放送日が、変更になりました。
7月9日・7月23日の2回になります。
黒部が取り上げられるのは、23日です!

番宣コマーシャル!(3分程度)
黒部がこのVTRの主役ですので
チェックください!

放送日時(すべて総合テレビ)
17/07/03 月 10:47
17/07/05 水 00:07
17/07/05 水 10:47
17/07/07 金 00:07
17/07/08 土 11:50
となるそうです!


【6月30日】
7月3日の荷揚げに向けて、精米・買い出し・手配等々、飛び回っております。
今年で、宇奈月から電源開発が始まって100周年を記念する事業の実行委員会!黒部宇奈月温泉観光局総会!講演会!なども。

今日は松本市まで、常念小屋の山田さんの葬儀に、室堂山荘の千博さんと参列してきます。

今年の暑さと残雪量を合わせて考えてみると、平成6年にもこんな年だったような。
仙人温泉下部の枝沢の残雪が、10月上旬まで残ってしまい。
秋まで残った雪渓は硬く、高い高さでブリッジになっていたものが、登山者が歩いた拍子に崩落してしまい、男性が巻き込まれてしまいました。
崩落が続く雪渓で、救助するのに大変怖い目に合いながらの活動でした。
雲切新道を切り開く、切っ掛けになった事故でもあります。



【6月26日ーⅡ】
一昨年秋より、ロケに入っていた

「NHKスペシャル」ジオ・ジャパン!

の放送が、7月8日9日の2日間と決まりました。
詳細は、
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170708

日本列島の成り立ち等を紹介する番組で、黒部だけが取り上げられている訳ではありませんが、黒部核心部のロケでは阿曽原での宿泊はもちろん、ボッカの手伝いやらクルー達と一緒に汗を流しました。
(毎年、いろんな撮影隊が来ますが最大規模だったかも?)

いい番組に出来上がっているものと確信しております。
ぜひとも、皆様にも見て頂けたらと御願い致します。

【6月26日】
小屋建て以降、怒涛の三週間でした。
詳しくは書きませんが、ほぼほぼ休みなしで・・・。

土曜日に久しぶりに、阿曽原に行ってきました。
大仏が一人で頑張ってくれていて、内外装もかなり進んでいました。感謝感謝です!
阿曽原谷の雪渓は例年通りで、一昨年のように八月まで残るようなことは無さそうです。
(雪崩の規模が小さかったのでは?)

しかし、14日に大仏達が西仙人山まで国土交通省の雨量計を担ぎあげたときの話では、
○仙人谷中流以上は残雪が非常に多い!
○仙人峠辺りは、例年より若干多い程度!
との事でした。
これからの暑さ・梅雨の降り方でに関わらず、仙人谷の残雪は長く残りそうです。

水平歩道の整備は、欅平方面から整備に着手していますが、まだまだ通過は出来ません。
折尾谷の通過は、砂防堰堤?のトンネルが残雪の下から現れないと危険です。

雲切新道の仙人谷下部の丸木橋は、梅雨明けの頃を目がけて架ける予定です。
(早く架け過ぎて、梅雨末期の大雨で流されるのを防ぐため)


名古屋「ウインクあいち」での、夏山フェスタには大勢のご来場があり、びっくりです。(毎年入場人員が増え続けて、今年は二日間で8000人目前でした)
私達が参加した、トークショウにも立ち見が出るほど来て頂き、ありがとうございました。

今年も家の畑で、タマネギが沢山取れました。
空梅雨のせいで、収穫も空干しもすんなりいって。
つて、一度に収穫したら大変な目に遭いました。


【6月5日】
二日から、小屋建てに行ってきました。
初日は、寒気の影響でアラレが降ったり、土砂降りに見舞われて・・・。
(立山室堂では、朝から降雪があるとの連絡が)
総勢10名は、風呂にも行けず、早々に飲み会に突入しました。
珍しいお酒が集まり、毎年のお楽しみです。

二日目の午後に、室堂山岳警備隊から電話が。
「不確実情報だが立山周辺で、セスナ機が墜落したとの情報でヘリで捜索に向かうための天候確認」の電話が入る。
残念な事故が発生してしまいました。

事故原因は、調査を待たなければならないが、六月に入ってからの積雪・アラレ等の荒天が影響したのでしょうか。
先日まで、30度超えの日があったかと思えば、季節外れの寒気・・・。
シーズン中も気を付けねば!

小屋建ても思うように進まず、焦りましたがメンバーが頑張ってくれて、なんとか格好がつきました。

明日は、観光局の理事会と取材の付き合い。
週末は、宇奈月の僧が岳に登山道整備を兼ねてパトロール。
合間に、阿曽原の内装工事に通います。


恒例の「夏山フェスタ」に参加するため、6月17日18日と名古屋駅前の「ウインクあいち」で見世物パンダしに行きます。
http://www.chukei-news.co.jp/natsuyama-festa/

17日午後2時50分から
「オーナーが本音で語る山の魅力と山小屋利用術」
http://www.chukei-news.co.jp/natsuyama-festa/seminar/#04
なる、セミナーに参加して語る羽目に・・・。
近郷近在の方々、冷やかしに来てみて下さい。
司会の小林千穂さんは、去年NHKBS1の番組取材で、阿曽原まで一緒に歩いたので再会するのが楽しみです。


【5月19日】
17日に、阿曽原の様子を見てきました。
残雪は多めで、キャンプ場はまだまだ水場さえ出ていませんでした。 
阿曽原谷の雪の量については、丁度登山道の高さの厚さはそれほどでも無かったので、一昨年ほどの遅れにはならないかと。
しかし、本流との出合にはスノーブリッジが出来上がっており、それなりの規模の雪崩が出ていたのだろうと推察できます。長期予報では暑くなるとの事なので、融雪のペースも早いのではないかと希望を持っています。
それにしても、何回も言いますが「例年並み!」等という単語は、阿曽原には無いようです。

18日、昼前に黒部市役所から電話が!
宇奈月の僧ヶ岳で、ガスに巻かれて下山ルートが解らなくなった登山者から救助要請が入ったとの事。
黒部署の警備隊員が取りあえず、宇奈月から捜索に入って頂上直下でビバーク。
翌早朝にビバーク中の要救助者を、魚津方面の尾根で発見し県警ヘリで無事救助。
私も取りあえず、遭難者の入山口での車両確認と、鋲ヶ岳山頂まで行って警備隊員と黒部警察署との無線中継してきました。

この日は、剣岳の早月尾根でも行方不明者の捜索がありました。
天気が良くても、寒気の影響でガスが湧きやすかったのでは? 
一人で入山して雪の上を歩行中、濃いガスに巻かれて「ホワイトアウト」事案かな!

今日はこれから、黒部観光旅館組合の総会です。
当組合は、小さいながら問題山積で・・・。
毎日毎日、行事・用事が目白押しですが・・・。
頑張ってまーす!


【5月16日】
昨日まで、東京のイベントのハシゴしてきました。
10日からは、神田小川町の「第59回山松会」夏山相談所では、各方面から集まる会員と久しぶりに顔を合わせて旧交を温めてきました。
阿曽原温泉の無料宿泊券を、一日一枚の割合で三枚、ラッキープレゼントとして提供させていただいたところ、大変喜んでいただきました。

13日からは、日比谷公園にて「みどりとふれあうフェスティバル」で、立山黒部観光旅館組合ブースでPR活動をしてまいりました。
初日は、強い雨が降り出して。
イベント出演していた「クマモン」は、特製雨合羽を着て頑張っていました。

都合5泊6日の滞在で、喉が潰れてガラガラ声になってしまいました。(決して、毎夜の飲み会で騒ぎすぎたからでは有りませんから!)

そうゆう今夜も、地元の救助隊の総会で、そのまま懇親会です。
載せ忘れていましたが、4月に大仏と共に辞令交付式に・・・。
http://webun.jp/item/7359966
に載っています。



【5月8日】
昨日、室堂での入山指導員勤務を終えて帰ってきました。
残念なことに、遭難事故が多発してしまいました。
おおむね天気の良かった連休でしたが、荒れた日やその翌日に行動して、事故は雪の状態が大きく関係していたように思います。

明後日からは、東京神田小川町の「アースプラザ」で3日間!
週末、土曜日から日比谷公園にて「山の日 みどりとふれあうフェスティバル」で2日間!
沢山のご来場を、お待ちしております!

【4月26日】
トロッコの開業準備作業・会合・室堂での「入山指導員」勤務等々、バタバタしております。
連休中は5月1日以外は、室堂で「入山指導員」して声出しているかと。
前週末の勤務では、阿曽原に来て下さった事のある方から、何人からも声掛けをていただいて。「ボーッとしていられない!」って気合を入れなおしてきました。

それにしても、海外からの観光客の多さには驚かされるばかりです。 入山者が少なくなる午後からは、まるでターミナルの案内係状態です。

今年は、山全体としては残雪量が多く、スキー・スノーボードの方々には最高の状態では。
しかし、奥大日岳の雪庇がかなり大きく張り出して居るところを見ると、例年とは雪の積もり方が違っているのが良く分かります。(宿泊している立山センターは、施設を掘り出すのに難儀したそうです)

この時期は、一旦天気が崩れると冬に逆戻りします。
私も現役時代、剣御前小屋直下で吹雪かれて進退窮まり、顔中からツララをブラ下げて地獄谷まで逃げ帰った事があります。(無謀登山でしたが、その日は「朝取れホタルイカ」をどうしても、奥の山小屋に届けてやりたくて・・・。反省しています)
昨年も立山で、急激な天候の悪化により凍死事故が発生しております。
痛い目に遭った者だからこそ言えます。「天候・雪の状態・雪庇に近づかない等、行動は慎重に!」

連休の室堂勤務が明けたら、10日から12日まで東京神田のICI石井スポーツ7階で開催される「夏山相談所」に参加いたします。昨年までは、渋谷で「山小屋サミット」として開催されていたものです。
アルバム内の写真にある案内ハガキをお送りした方は、持参していただければ「抽選」に参加していただけます。(阿曽原温泉の無料宿泊券が当たるかも)
ハガキが届かなかった方は、私の席に来ていただければハガキをお渡しいたしますので、抽選にチャレンジしていただけます。
会場が変わった関係で、「来場者が少なくなるのでは?」と、関係者一同は心配しております。あまりにも来場者が少なくなると、来年からの開催にも赤信号が付きかねません!
時間を見つけて、ご来場していただければありがたいです。

ちなみに、夏山相談所が終了した翌日から引き続いての、5月13日・14日の両日は日比谷公園で開催される。
「みどりとふれあうフェスティバル」に参加しますので、会場内のどこかのブーステントで声を張り上げていると思いますのでご来場いただければと思います。

【4月6日】
久しぶり過ぎる?更新です。
冬場は、相変わらず会議会合ばかりで、為になる情報も出せずに申し訳ありません。

今年の山の様子を。
今年の積雪は、非常に多い!
3月20日の情報ですが、仙人台ダム 2m70㎝の積雪で、一昨年並みの積雪量が有ります。
黒部ダムも同様に大量の残雪が有ります。

また、立山室堂での積雪調査隊の情報でも
「非常に多く、例年であれば何層かは有る氷の層が無く、パンパンに締まった雪」
だったとのことです。

現在も、標高600mの宇奈月スキー場にも雪が残っているのは珍しいことです。
冬の初めは、降雪量が少なかったのですが、二月の寒波の積雪が多かったのと、最近まで気温が上がらず融雪が進まなかったからかと考えられます。

ただ、昨日まで恒例の黒薙温泉での作業に行って来た印象では、雪は斜面には沢山残っているが、雪崩のデブリはそれほど大きく有りませんでした。(雪崩の出方が優しかった?)

一昨年は大量の残雪で、八月上旬まで水平道の各沢が埋まったままで通行も出来ず、下の廊下もシーズン終わりまで塞がったまま開通しませんでしたが、その時の残雪とは違った印象です。

何れにしろ、長期予報によれば高温が続く予報ですし、もう少ししてからでないと奥の山の状況は見に行けないのですが、ゴールデンウイークに立山方面にスキーを計画しておられる方には朗報では!


【あけまして おめでとうございます】
新年 あけまして おめでとうございます。
何かとお騒がせしてばかりの阿曽原ですが?
今年も黒部のために、自分達が出来る事を精一杯してゆければと考えております。

【本年もお世話になりました!】

29日に、剣岳の冬の登山口の馬場島まで、山岳警備隊・県登山指導員・馬場島荘の激励?慰問?手伝い?飲みに???、黒部名水ポーク・自家製大根の酢漬け等差し入れに。(名水ポーク7キロで角煮・ネギ間焼きを作って来ました)
馬場島荘は、冬場に有り得ない位の大入りというよりも、スタッフが少なくて。 夕飯の盛り付け・配膳・洗い等の手伝いをしてきました。

異常に少ない積雪でしたが、夜の間に30センチくらい積もって帰りに晴れ間が!
綺麗な山を年の終わりに見れて良かったです。


今年一年、お客様・警備隊等関係機関・従業員や手伝いのみんな等々ありがとうございました。
みな様も、よい年をお迎えください。




【お知らせ】
先にお伝えしていましたが、テレビ番組の放送予定が決まりました。

来月Ⅰ月12日午後7時より
BS3(プレミアム) 「日本トレッキング100」


10月にNHKの撮影を手伝い、昨日ディレクターから放送予定が決まったとの連絡があリました。

険しい黒部を、切り開く開拓時の映像!
今も続く、電気を送る為に設備の維持管理の苦労等!

普通の自然紹介番組?
とは違った切り口で、ある意味「本当の今の黒部」を紹介するみたいです。

普通に電気を使っている普通の生活が、どれだけありがたい事なのか分かる内容になっていればいいのですが・・・。
興味のある方は、見てみてください!

って、私はその日に先に決まっていた飲み会が有るので・・・録画しますけど。


【12月16日】
14日寒冷前線が通過して大雨の中、鐘釣に仕事に行ってきました。
着いてしばらくして雨からミゾレに、頑張ってサッサと仕事を終わらせ早目の昼飯したものの、夕方4時過ぎまで迎えの電車が来ない。
寒い中4時間も待つ気になれず、白馬の王子が歩いて帰ろうと言い出して・・・。
14キロ余りの距離を、冬季歩道とトンネルを使って歩いてきました。
皆さんがあんまり目にすることの無い景色も有ろうかと?写真を載せます。

【12月13日】
トロッコ列車の営業終了と共に、黒薙線・本線の防護柵設備の撤去作業に、忘年会の合間に???駆り出されています。
一昨日は欅平へ、前日の結婚披露宴から延々続く飲み会してしまい、強烈な二日酔いのなか寒い思いをしてきました。


予想通り「ナメコ」が、今になって出始めました。
寒くなるのが遅かったからなのでしょうが、採りきる前に雪が降り出して・・・。

【11月30日】
不確実情報???
1月11・12日辺りで、
NHK BSプレミアム にて、「にっぽんトレッキング100」
http://www4.nhk.or.jp/P4100/
という番組で、水平道・雲切新道が紹介されるって知り合いから教えてもらいました。
まだ、NHKの担当者からは連絡はないのですが、10月4・5日に収録したものが放送されるのかと・・・?
正式に決まれば、こちらでお伝えいたします。

【11月28日】
26日土曜日、
国立登山研修所50周年記念1年前イベント
に顔を出して来ました。
昔の写真や動画が、興味深かったです。


来年の「稲葉カレンダー」が出来上がりました。(写真参照)
稲葉ガイドは、私と同じで富山県警察山岳警備隊員として活動しておりました。
K2遠征隊員として参加するために、公務員の職務専念義務の関係で退職して、登頂に成功して帰国してからは、登山ガイド・黒部の災害復旧の応援・阿曽原小屋の建て壊し等々、チーム阿曽原のコアなメンバーです。
一昨年5月末に、突然自宅で脳内出血で倒れて一時は命の危険も危惧されました。
なんとか回復してくれて、会話も普通に出来るようになり自分の事は自分で出来るようにはなって、現在リハビリに励んでいる所です。

しかし、ガイドや山仕事に復帰するにはまだまだ時間が必要な状態ですので、ガイド仲間の多賀谷ガイドが中心となって「稲葉カレンダー」を制作して、売り上げを生活支援に充てようと企画したものです。
稲葉ガイドを中心にガイド仲間の写真が使われており、プロの写真家とは違った目線で撮影されたものばかりで面白いかとおもいます。

一部 1000円で販売致しますので、購入していただけるとありがたいです!

購入御希望の方は、
{稲葉カレンダー}事務局
〒366-0051
  深谷市神柴町東 2-6-2
      村田 烝一
  ℡&Fax   0478-572-8015
  Mail    indk2017@yahoo.co.jp
まで連絡してみてください。
  



【11月23日】
欅平パノラマ周遊コースの検討会して。
先週末は、馬場島で山仲間との飲み会して。
翌朝五時に出発して、欅平の河原でクズ鉄処理をしに。
(環境保全協会の事業で、黒部川流域で何年も前から洪水等で流失したりした鉄骨・鉄筋・レール等が錆びたまま河原に埋まっているのが見苦しくて! 十年ほど前から、不整地でも重い物を背負える山岳救助隊のメ366-
【11月14日】
昨日、阿曽原まで最後の片付けに行ってきました。
太陽の高さがかなり低くなっており、日陰での作業で寒かったですが、お陰様で終うことが出来ました。

ナメコは、まだ本格的には出ていませんでした。
10月中旬から暖かかったからだと思います。
これから出るはずなのに・・・。

【11月10日】
昨日、一時下山してきました。
一気に雪に降られて、完全には片付けられませんでしたが、キャンプ場の雪囲い・水場の配管外し・アンテナ線の回収等、細かな作業だけなので雪が解けた頃にナメコ探しついでに大仏ともう一度行ってきます。
着手がもう1日遅れていたら・・・。想像するだけで寒くなります!

支払い廻り・挨拶廻り・下げ荷の整理・会合・会議・結婚式・講演会等々控えており、なかなか落ち着きませんが、その内今シーズンの総括みたいなものを書ければと思っております。
取りあえず御報告まで。

【11月2日】
小屋閉め真最中です。
昨日は冷え込みました。
朝起きると、見上げたところが真っ白に雪化粧していました。

いつもより遅い雪化粧だし、紅葉の進み具合もかなり遅い年だったので、シーズン中に訪れた方々には見て頂けなかったので写真を載せました。

あと少し、頑張ります!

【10月19日】
連休明けから天候が良くて、心配していたビールの消費も、皆様のご協力のもと?かなり進みました。

平日でも週間予報を見て、大勢の登山者が温泉に入りに来ておられます。
15日の土曜日は、露天風呂が「芋の子」状態だった時間帯があったらしく、諦めて帰ってこられたお客さんも・・・。
この日は、キャンプ場が夕方には一杯で張る場所を探して苦労されていた方も沢山おられたようです。

今シーズンも、あと10日余りになりました、頑張ります!

【10月10日】
連休は、天候が悪く登山者は少なかったのですが、それなりにバタバタしまて・・・昔からのバイト等の応援のおかげで、なんとか乗り切る事が出来ました。

10月4日は、祖母谷温泉から阿曽原までの番組制作の案内役をしました。
普通の黒部の紹介とは一味違った???マニアックな内容になるかも知れません!
放送が決まればまたお知らせします。

懸案のバイトがもう一人決まりました。
これで、なんとかシーズンを乗り越えられそうです。

今年は、キノコが豊作な予感が!
やたらと早い「モタセ」! 大量の「ツキヨタケ」! 期待が持てます。

下の廊下情報にも書きましたが、小屋泊テント泊ともに到着の遅い登山者が多すぎます!(ほぼ毎日、20時過ぎてからの夕飯出し・テントを張る元気がなくなっての小屋泊等々があります)
暗くなってからの、水平歩道・日電歩道は大変危険です。
この先、どんどん日暮れが早くなるし気温も低くなり消耗も激しくなります。
予約が入っていたり、到着者からの情報で、毎日心配したり、迎えに出たり、ビールのお預けしたり?しています。 早目の到着を心がけてください!(こんなに御迎えの多い年は、記憶にありません) 
※到着が遅いからと言って叱りはしませんが、遅くに届いて酒盛りを始めたり・歩道や標識のせいにするような事があれば、主人は怒り始めますので注意をしてください!


【9月21日】
御心配をかけておりました、アルバイト募集ですが取りあえず女子が二人決まりました。
男子でも女子でも、もう一人くらいは欲しい所ですが一安心です。
今からでも、応募を待っています。(ビール沢山飲めますよ!)

地震の続報!
微弱な地震は、まだ続いているとのことです。(小屋では、揺れはほとんど感じません)
このまましばらく続くのか? 大きな地震の前触れなのか? 大人しく治まってゆくのか?
こればっかりは、誰にも判断が付きません。

今のところ、コース上に落石の痕跡等は見られません。
不安に思われる方は、遠慮せずにキャンセルの電話を入れてもらえればと思います。

小屋に、地震に関係する問い合わせをされても、答え様が有りませんので御容赦下さい。
新しい情報が入れば、こちらのページで告知いたします。

【9月20日】
地震の続報!
富山地方気象台発表資料
http://www.jma-net.go.jp/toyama/jishin/kaisetsu-1.pdf


発売中の「岳人」10月号は黒部特集です。(少しだけ阿曽原も紹介されています)

16日に、今シーズン2回目の貨車を借り上げての荷上げが終わりました。
今年は予約数の多さから、ビールは例年の3割増し担ぎ上げましたが、剱沢方面のルートの悪さから仙人池からのキャンセル続出に続き、連休の悪天候!(自家消費がかなり増えそうです・・・?)

【9月17日】
速報!
富山地方気象台より、富山県東部の地震活動について告知がありました。
要約すると、8月下旬より黒部峡谷の十字峡~S字峡の左岸の山で小さな地震活動が発生しています。
詳しくは、富山地方気象台HP  
http://www.jma-net.go.jp/toyama/jishin/kaisetsu-1.pdf
を、ご参照ください。

今後の推移については、随時報告いたします。

【9月13日】
9月上旬、小屋は暇なのですが毎年行事が目白押し。
5・6日は、北アルプス山小屋協会の研修会の幹事組合なので「祖母谷温泉」にてホスト???
7日は、十字峡まで地元の観光局の代表理事らの案内。
10日は、危険なツァー最終回の案内。(今年も無事に終了することが出来ました。参加された皆さん、お疲れ様でした!そしてありがとうございました)
11日は、とある「VIP]の、個人的なアルペンルート観光の案内を頼まれ・・・。
12日は、週末に控えた2回目の荷上げの買い出しやら準備して、リハビリ病院で療養中の父親の様子見て。
13日は、森林管理署の視察に併せて阿曽原へ。
15日には「下の廊下」の状態のチェツクに向かい週末に備えます!

更に、本決まりではありませんが、NHKの撮影の案内が入りそうで・・・。(放送日等決まれば、お知らせいたします)

【8月31日】
明後日は、今年4回目の「日本一危険な温泉ツァー」です。
終わった三回とも、東京・名古屋でのイベントに来てくれていた方に参加していただき嬉しかったです。
後二回のツァーですが、事故無く喜んで帰っていただける様に頑張ります。

【8月30日】
今のところ、台風の影響での障害は入っておりません。
阿曽原谷の、滝の吹き出し量も大したことはありませんでした。

昨日まで、地質調査の学者さん達がこの周辺を調査しておられました。
なんでも、この辺りの隆起速度はかなり早いとのことです???

◎今シーズンの営業は、10月29日(土)の宿泊までといたします。


悩ましい! (ほんの少しの人なんだけど、批判を承知で書きます)
このページで、登山道情報を流しているのは
※少しでも正確な情報を、早く知ってもらうため!
要は、事故防止に役立つのであればとの思いで、流しているのですが・・・。
・昨年、下の廊下は危険だと言い続けて来ましたが、こちらからの情報を知りながら通過して、後から「怖い目に遭いました」と言う人。
・まだ未整備だと言っているのに「草刈がしてないし、怖い所もありました」と言う人。
が若干・・・。

また予約を入れて来られても、無理・無謀な計画での予約には、小屋泊まりをお断りすることもあります。 それは、無謀登山と解っているのに予約を受ければ、小屋が無謀登山を助長することになるからと考えるからです。(どうしても、その計画に拘る方にはテント山行をお勧めします)

たまたま、情報に関連した事故が無いから良いようなものの、事故防止の為に流す情報なのに、それを利用しての無理な山行は止めてもらいたいのが本音です。
黒部を訪れる方に、阿曽原小屋が偉そうに命令する積りはありません。 しかし我々は、沢山の事故現場に出て遭難者や関係者の「泣きっ面」を沢山見てきましたし、自分達も怖い目に沢山遭ってきたし、天気のいい時悪い時・雨の降る時・寒い時等々、経験して来たうえで情報を流しているつもりです。(豪雨・深夜に掛かる経験で嫌と言うほど黒部の厳しさを踏まえた上での文章です)
少しでも事故を減らして、楽しんで行ってもらうための情報と言うことを御理解下さい。
ここは、バリエーションルートとは違い一般登山者が利用する登山道です。 そこでの整備前での事故は、整備の進捗にも影響を与えかねません。
結果として周りに迷惑をかける事に繋がるのです。 自分達だけは等とは考えずに、慎重な計画と行動をお願いいたします。



【8月11日】
アクセス情報にも載せましたが、剱沢の平蔵谷出合の「う回路」が整備されたと連絡が入りました。
取りあえず通過できるはずですが、こちらが直接確認したわけでは無いので詳しくお伝えできません。 最寄りの山小屋・室堂山岳警備隊(℡076-463-5537)に確認してください。

また、ハシゴ谷方面の架橋については、来月初めになりそうとのことです。

更に、下の廊下の開通は雪が少なくて早いかと見込んでいたら、遠く離れた場所でのヘリの物資落下事故で物資輸送計画(桟道用丸太・針金等)が白紙になったとのことで。 工事再開は何時になるやら・・・。

現在は、欅平からの往復のお客さんだけで閑散としている阿曽原です。
思い返してみれば、平成5年の長雨・平成7年の洪水・平成8年の大雪・平成14年の岩盤崩落・震災後の斜面崩落・昨年の大雪等々、本来の山小屋の仕事が出来ない年がかなりあります。
そのたびにタイミング良く?、雲切新道を作ったり・災害復旧に馳せ参じたり・テレビ撮影の世話をしたり等々。
なにかしら、忙しくして来た阿曽原のメンバーです。

今回も、神様は俺達に何をさせようとしているのだろうか???
相変わらず、波瀾万丈な阿曽原です!


【7月31日】
剱沢雪渓の状態が悪いようです。
長次郎谷出合付近をはじめ普段雪の上を通行している箇所も、融雪に伴うクレバスが入り通行が困難な状態になってきているようです。
7月30日現在では、普段から一般ルート以外の雪渓を歩き慣れている方であれば通行可能なようですが、初心者をはじめ一般の登山者の方はルートファインディング等が困難になってきているそうです。ガスの濃い視界の悪い日など尚更危険が伴いますので十分考慮して計画してください。

この先クレバスの広がりなど状況が変化していくことと思いますが、阿曽原小屋では現場の確認はできませんので、詳しくは富山県警山岳警備隊室堂警備派出所076-463-5537 へ入山前に登山道の状況の確認をお願いします。


【7月27日】
お伝えしているように、今年は異常に残雪が少なく、特に剱沢のコース状況も普段と大きく変わります。
解け方がかなり早く、もうしばらくすると夏道を使ったり迂回したりの対応が必要かもしれません。
現役世代の者には、見たことも無いくらいの少なさですので、どのような変化が有るのかも想像できません。
入山される前には、剱沢方面の状態を、近くの山小屋・県警山岳警備隊に確認してから入山してください。

なお、真砂沢のハシゴ段からの橋が架からぬままですので、内蔵助谷方面からのアプローチもできません。

下の廊下方面は、残雪が少なく早めの開通が見込まれますが、お盆明け位にはもう少し詳しくお知らせ出来るかと!

【7月11日】
本日、宇奈月駅にて貨車2両分の荷物を積み込みました。
ビール・ジュース・野菜・米・新品の冷凍庫・天ぷら粉油等の食材から小屋の補修用材料等々、天候に恵まれ濡らすことも無く終えて一安心です。
明日からは、阿曽原でキャンプ場と小屋を何十回も歩荷で往復して、汗を流すことになります。(今年は、担ぎ手が沢山来てくれる予定なので安心です!)

【7月8日】
土曜日に、祖母谷温泉に行った時の画像が「黒部・宇奈月温泉観光局」のFacebookに載っています。(自分が、こんなにもガニマタで歩いていたとは・・・!)

【7月6日】
週明けの小屋の荷上げに向けての手配、週末に控えた中学校での授業の準備やらで毎日ドタバタしています。
小屋に入るのは、12日になりますので、小屋に電話されても誰も出ませんので!

【7月3日】
宇奈月方面山岳遭難救助隊の、白馬~祖母谷線・唐松~祖母谷線のパトロール隊が、7月1日からの調査を終えて、祖母谷に下山してきました。(私は、1日に講演会を依頼されていて不参加で、打ち上げにだけ参加しました)
一部損傷も有りましたが、取りあえず通行できるように整備してきてくれたそうです。
ですが、これから梅雨の季節に雑草が生い茂るはずです。
梅雨明け頃から、両線の草刈に入ります。(草刈前は、歩きづらいはずですので注意が必要です)


【6月30日】
明日からの、講演会・登山道のパトロール・荷上げの手配の為に下山してきました。
今日の朝、阿曽原谷のスノーブリッジが崩壊しました。
沢筋全てが、この時期に見えるなんて・・・。
(ちなみに、鐘釣駅前の万年雪は今年はもう有りません)

週明けには、白馬~祖母谷線・唐松~祖母谷線の情報もお伝えできるかと!

※関西地区の方限定!
今日、水平歩道に行ったのは読売テレビが関西圏でのみ放送している朝の情報番組「ZIP]の収録でした。
「大人の社会見学 辛坊が行く黒部ルート」みたいな企画です。
辛坊さんは、前日に収録して帰られましたが、水平歩道の収録に案内役で行ってきました。
放送日は決まっていませんが、チェツクしていてください!
こちらは山に入るので、次の更新でお伝えすることが出来ないかと。

【6月27日】
欅平上部の水平歩道に行ってきました。
一般の方が通るには、まだ少し怖いかと!

補修材料が運ばれてきていたので、これから作業に掛かるのだと思われます。
いたる所で、桟道が壊され、手すり番線が切られ、固定アンカーが引き千切られていましたが、去年の損傷の程度からは比べ物にならない軽微?な印象でした。

補修自体は、そう時間がかかる作業ではありませんので、梅雨明けには間に合うかと思われます。

【6月25日】
「山と渓谷」の取材のため下山。(八月号に載るらしい)

今年は、水難の年? キャンプ場の水場・水洗トイレ・温泉用の水パイプ・バルブの付け替え、厨房の水回りの交換、貯水槽までの猛烈な藪の中を太くて重くて融通の利かない二重パイプ引き等、「大仏配管」が頑張ってくれています。 
(今年は積雪が少なかったので、山の湧水量が心配で、少しの漏れも無いようにリニューアルです)

火曜日に業者さんが、阿曽原谷の橋を架けてくれました。 予想通り水平歩道は雪による損傷は少なかったとのことです。(雪解けが早く、草刈が大変そうです)
雲切新道の仙人谷下部の架橋は、梅雨明けを目途に作業します。(梅雨末期の大雨で流されないように!)

【6月20日】
土曜日まで阿曽原の内装工事して、日曜日に地元宇奈月の僧ケ岳まで救助訓練がてらパトロールに。
ついでに、簡単な登山道の補修もしてきました。
残雪が少ないせいで、花の開花がかなり早かったです。
この時期「ニッコウキスゲ」「チングルマ」が咲き始めているとは・・・。
今年は猛暑予報・関東の取水制限等々、この先どんな影響が出て来るやら心配です。

水平歩道については、業者さんの補修箇所の調査は終了しております。
残雪量から、残雪による封鎖箇所も無く道へのダメージの心配はないのではと見込んでおります。
天気が良ければ、今週末にテレビ取材の案内のついでに少し様子を見て来れるかと思います。

※お陰様で、アルバイト男子の方はまわっていますが、包丁を使って下ごしらえ程度出来る人、誰かアルバイトに来てくれないかな~!

【6月13日】
昨日まで、名古屋の「ウインクあいち」で開催された、夏山フェスタに参加してきました。
会場は、大盛況! 運営に当たられた、主催者・関係各位の方々ご苦労様でした。
こちらもジプシー生活が続き、さすがに身体の疲れと右わき腹が強張って来た様な・・・。
休む間もなく、今日の午後から阿曽原の内装工事に行ってきます。

【6月7日】
たまに家に居たら、タマネギの収穫に駆り出されました。
かなり大きく育ってくれました。(カレーやトン汁には最高!)
昨年も、豊作でしたが下の廊下が通れずに、お客さんの口に入らずに処分されてしまいました。
今年は、そんな事になりませんように!

【6月6日】
東京・宇奈月会総会の後、日本橋三越前にオープンした、日本橋とやま館に顔を出して来ました。
なんと、館長(総支配人)は同じ校下の方でビックリ!
東京近郊の方々、応援よろしくお願いいたします!
東京・宇奈月会といい館長といい、地元出身の方々が頑張っておられる姿を見ることが出来て、こちらも頑張らねばと改めて感じた東京行でした。

【6月4日】
小屋建ては順調に進んでおります。
私は一足先に下山してきました。
草の伸び方と蝉の泣き方が、すでに盛夏状態でした。

【5月30日】
あっちこっち飛び回り、ジプシー状態の生活が続いています。
東京・室堂・会合等々、併せて飲み会も・・・。
今日は、当山小屋組合総会!
明日は、宇奈月方面遭難対策協議会総会!
1日は、観光局総会! 2日から、小屋建てで阿曽原! 4日は、東京・宇奈月会出席で上京!
相変わらず、ジプシー&サーカス状態ですが元気でやっています。

【5月15日】
今年は、立坑エレベーターと祖母谷温泉宿泊とをセットにしたプラン
『祖母谷温泉小屋スタッフと行く 地獄であじわう極楽ツアー』
も観光局が企画してくれました。
阿曽原までは、遠くてチョットという方には最適かと!
http://www.kurobe-unazuki.jp/?p=19339

もちろん、立坑エレベータだけの利用も
http://www.kurobe-unazuki.jp/?p=18362
昨年も、欅平から阿曽原の往復でこの企画を使って、トロッコ列車の往復運賃と昇りだけの利用になりますがエレベーターを使って来られた方もおられます。ぜひご検討を!

【5月13日】
昨日、室堂勤務を終えて下山してきました。
大荒れの天気が続いていましたが、昨日は素晴らしい天気に恵まれました。
ただ、前日までの大雨で融雪が進み、滑走できる斜面が限られてきました。

【今年もやります!】
昨年、新幹線開業と欅平の立坑エレベーターの一部解放に伴い、特別企画として実施した
「日本一危険な温泉に行く?ツアー」を、今年も催行することとなりました。
詳細は、『黒部・宇奈月温泉観光局』 http://www.kurobe-unazuki.jp/?p=19232 まで。
なお、募集開始は六月一日からです!

【今年も行きます!】
※東京近郊の方!
5月20日21日に渋谷で開催される「山小屋サミット」に参加します。
詳しくは、http://www.ici-sports.com/topics/category/event/

※名古屋近郊の方!
6月11日12日に名古屋駅前ウインクあいちで開催される「第4回夏山フェスタ」に参加します。
詳しくは、http://www.chukei-news.co.jp/natsuyama-festa/

【5月8日】
昨日、室堂から一旦下山!
今日は、阿曽原まで様子を見に行ってきました。
予想はしていたものの、あまりの雪の少なさに唖然と・・・。
登山道の開通は早いだろうけど、色々心配事も。

室堂勤務は、4月末からの天候不順が繰り返して。雪も少なく、スキー・ボードとも思うように滑ることが出来ず。
遭難事故も発生してしまい、残念な連休だったかと。
ただ個人的には、知り合いのガイドさん・小屋に来てくれたお客さん・昔のバイト・更にはテレビで観ました???等々の方々が顔を出して声を掛けてくれて!
四半世紀も前に縁が出来た方が、九州から奥様連れでHPを見て登山のついでに顔を出してくださりビックリ!ありがたいことです。
10日からまた室堂勤務ですが、天気が悪そうで外国人観光客の案内係になりそうです。 

【4月24日】
室堂は、雲海の上でした。
朝方ちらついた雪で、とても綺麗な山を見ることが出来ました。

【4月21日】
五月の終わり頃まで、立山室堂で入山指導員の応援勤務です。
今年の雪の少なさは、知れ渡っていると思います。
それ以上に、気を付けてもらいたいのが、雪の硬さです。
たて続けに、雄山の稜線から滑落事故が発生しています。
アイゼン・ピッケルもちゃんと装備していたにもかかわらず!
昨日知り合いのガイドさんが、室堂山にスキーに行ったけどガリガリ・ピカピカで恐ろしかったとのことでした。
反対に少し標高を下げると、雪の少なさが際立っており普段の年ならスキー滑降できる斜面が、ブッシュだらけで滑降どころではないとのことです。
連休に、立山方面を計画されている方々は計画を慎重に立ててください。
それにしても、綺麗な日暮れ前の雄山でした。
手前の車両は、警備隊の雪上車!

【4月10日】
鐘釣駅に、防護ネットを設置に行ってきました。
改めて、残雪の少なさに驚かされます。
3月末から、NHKの取材の下見・黒薙温泉開業準備・トロッコの開業準備等々こなして・・・。
今週末は、私用で日本武道館へ!
帰った翌日から、立山室堂で入山指導員が5月末まで。
その間を縫って、山の仕事・畑の手伝い・各種会合・東京の山小屋サミット・・・!
相変わらず、バタバタしています。

【3月31日】
今年もポツポツ流し始めます。

アルバイト募集中です。
例年夏は暇なので、少ない人間で回していましたが、今年は八月から「日本一危険なツァー」を催行することになりそうなので、夏から一緒に働いてくれる人を募集しています。
のんきに構えていて、少し焦り出しています・・・。ヨロシクお願いします。


去年と打って変わって、今年は記録的?な雪の少なさです。(2000m以下は特に)
仙人谷ダムでも、昨年とは比べ物にならない少なさだそうで、隣の阿曽原も同じではないかと。

更新をなかなか出来ず、申し訳ありませんでした。
今年のシーズンオフは、県警山岳警備隊の創立50周年、北アルプス山小屋協会の幹事等の行事・会議・会合・結婚式・葬儀等々、例年になくドタバタしております。
この先も、山腹調査・連休の室堂・4月5月の東京!等々有りますが、頑張って情報を流します!

黒部ダムから下流を望む!

黒部ダムから下流を望む!

立山室堂へ、積雪調査に行って来た知り合いから送ってもらいました。
三月下旬に、下流側の川筋が綺麗に見えているなんて・・・アリエナイ積雪量です。
御前沢からのデブリも無く、周りの山腹にも残雪が異常に少ないです。

始まりました!

始まりました!

家の畑のタマネギです。
今年も、お客さんに美味しく食べて頂ける様に、母親のお手伝いに励んでいます。

連休は室堂!

連休は室堂!

立山センター裏口からの眺め!
例年より、かなり雪が少ないのと、雪がカチカチ・ツルツルです。
雄山の稜線で、たて続けに滑落事故が!(アイゼン・ピッケルを装備していても効かなかったとのこと)

アルバイト募集中!

アルバイト募集中!

「黒部名水ポーク」と言う、地元のブランド肉です。
どっちの料理ショー!って、番組で取り上げられた事も有る大変美味しいお肉です。
昨年、試験的に使ってみたところ、当たり前ですが断然美味しかったので、小屋で本格的に使ってゆこうかと考えております。
美味しい肉を食べながら、一緒にお仕事をしてくれるスタッフを募集しております。
アルバイトの人には、小屋内の雑用が主になるかと!(決して、道を切り開けとは言いませんので御心配なく!)
連絡先: 0765-65-2397

黒薙川!

黒薙川!

黒薙温泉大露天風呂の上流河原です。
去年の今頃は同じ場所に、雪崩のデブリが高さ30メートル・川幅いっぱいのブリッジが掛かっていました。
今年は、かけらも有りません。
自宅から見える、白馬岳方面の稜線もやたら黒く見えるのは残雪の少なさからです。
いろんなところに、影響が出なければいいのですが・・・。

こんなことも!

こんなことも!

トロッコ列車の、鐘釣駅構内です!
駅裏の斜面は、浮石の調査がされていますが、万が一の事を考えてワイヤー製の防護ネットが張ってあります。
シーズン毎に、設置して冬期間の撤去に駆り出されています。
鉄製のワイヤーが重いし、高い所での作業になります。

鐘釣の万年?雪?

鐘釣の万年?雪?

鐘釣駅対岸の残雪です。
今年の、雪の少なさを象徴しています。
例年の半分以下の量で、破断面にも泥の層が見えず雪崩がいかに少なかったかが一目瞭然!
その分開業は早まるし、冬期間の雪による施設等のダメージがほとんどなかったのですが・・・。

浄土山

浄土山

4月24日、下界は天気が悪かったみたいだけど、山の上は晴天でした。
薄っすら雪化粧して、お色直しした浄土山です。
手前の雪面には、スキーヤーが頑張って登っています。

阿曽原の滝!(5月8日)

阿曽原の滝!(5月8日)

今年残雪の少なさは!!!
平成5年から、毎年同じ時期に見ていますが、この時期に滝の水流が全部見えているのは初めてです。滝下部の、雪渓の厚みだけで比べれば、例年の8月中旬位です。

夜明け前!

夜明け前!

5月12日の早朝です。
4月21日の写真と比べても、雪はかなり少なくなって岩が現れてきました。
何度も言いますが、今年の雪の少なさは特別です!
入山計画は、それを踏まえたうえで!

山小屋サミット!

山小屋サミット!

5月20日21日と、東京渋谷で「見世物パンダ」してきました。
一年に一度顔を合わせる会員の方々や、馴染みのお客さんや知り合いに会うことが出来て楽しく終わることが出来ました。

小屋建て中!

小屋建て中!

6月2日から、小屋建てに!
快晴に恵まれて、順調です。
内装の、ベニヤ板も一部張り替えられて少しは綺麗に。

日本橋とやま館!

日本橋とやま館!

東京日本橋、三越向かいにオープン!
富山の地酒の飲み比べ?みたいなのが大盛況でした。

かなり大きいです。

かなり大きいです。

今年も、立派に育ってくれました。
写真は一部だけです。
家のガレージに吊るして乾燥させます。

僧ケ岳にて訓練!

僧ケ岳にて訓練!

5月19日に、宇奈月尾根から行ってきました。
ついでに、簡単な登山道の補修も!
1050mの第三登山口に、もうすぐバイオ式のトイレが完成予定です。
いい山ですから、たくさんの人に登ってもらいたいものです。

厨房作成中

厨房作成中

シンク・配膳台・調理台・冷蔵庫・冷凍庫等を引っ張り出してきて配置して、手前の木の材料で棚を作ります。
水回りの配管・電気配線等々することは山ほどあります。
受付には、ステレオも設置され!音楽を聴きながらの、作業や食事は文化的な生活???

配管バルブ

配管バルブ

キャンプ場の水場横にある配管バルブです。
今回から、丈夫な二重パイプにしたので管径が変わり、バルブもそれに伴い一部リニューアル。
(部品は有るもので組まなければならず、一旦バラして再度組み上げるのに一苦労でした)

水平歩道の状況!

水平歩道の状況!

6月27日現在、丸太桟道の損壊・手すり番線の破損等々、これからまだ手を加えなければ、一般の方の通行は無理です。
桟道が、雪の力で宙ぶらりんになっていました。

温泉タマゴ!

温泉タマゴ!

祖母谷温泉の源泉で制作中です。
宇奈月方面山岳救助隊のパトロールで、隊員がルートを点検してきてくれました。
私は、祖母谷でみんなの帰りを待ちながら、源泉で「おつまみ作成?」していました。

「祖母谷温泉小屋スタッフと行く 地獄であじわう極楽ツアー」
http://www.kurobe-unazuki.jp/?p=19339
に参加されたお客さんには、自分で作った温タマを味わっていただけます。

ショットバー???

ショットバー???

知り合いが、担いで小屋まで来てくれました。
なんだかんだと飲み過ぎてしまうのですが・・・。
楽しく、やっています。

サロンパス!

サロンパス!

昨年の台風の日に、小屋に親子で泊まられた方が持ってきてくださいました。
その時、息子さんが足を痛めて、手当を小屋でした「御返し」との事です。なんか、あったか~くなりました!
夏場は、お客さんが少ないのですが、ほとんど毎日リピーターの方が顔を出してくれます。
ありがたいことです。 頑張らねば!

阿曽原谷の滝!

阿曽原谷の滝!

早朝と強い雨で、画像が暗いですが厨房からの写真です。
強い雨が降ると、滝の落ち口から吹き出します!
この程度だと、水平道はまだ歩けます。
もっと強く降り出すと、吹き出す水量・勢いが増して土砂が混じって濁り出します。
そうなると、通行困難が予想されるので歩行を控えるように呼びかけています。

十字峡の剱沢出合の滝!

十字峡の剱沢出合の滝!

吊り橋直下の滝です。十字峡の展望台から少しロープで降りると目得ます。
今年は、剱沢雪渓が小さい為か水量がかなり少なく感じました。
写真では分かりませんが、滝壺の窯が3割程度砂利で埋まっていました。
多分、4月の大雨(北陸新幹線が止った時)上流部で崩壊が有ったのでは?平成7年の洪水の後は窯全体が砂利で埋まりましたが、数年後には水流で吐き出されていました。 黒部が生きている証拠です!

観光放水

観光放水

日曜日でしたが、割と空いていました。
室堂平は、草紅葉が始まっていて、やっぱり季節の移り変わりがが少し早い?
同行した「VIP」は初めてのアルペンルートで、そのスケールに感激!
大観峰名物?乗り継ぎ待ち時間の、写真集販売にもノセられて購入しておられました。

モタセ!(ナラタケ)

モタセ!(ナラタケ)

今年は、やたらと早く出始めました。
汁にすると、とても美味しいだしが出ます。

撮影中!

撮影中!

10月4日のカメラマンさんの仕事風景です。
BSプレミアムで、年明けに「水平歩道」の紹介番組として放送されるらしい・・・?
今までの番組とは、切り口が少し違っていて?マニアックな内容になるかも???

今年は豊作?

今年は豊作?

毒キノコの代表格!「ツキヨタケ」です。
見た目も匂いも美味そうですが、食用厳禁です!
こいつが大量に出る年は、ナメコも豊作だったような・・・。

南越方向!

南越方向!

新雪が降りてきました。
川の水も綺麗です。
川の近くの紅葉は、あと2日で盛りになりそうです。
小屋から、河原を見下ろした景色です。

阿曽原谷上部!

阿曽原谷上部!

キャンプ場から見上げた景色。
なかなか、綺麗でした。

雲切新道の丸太橋撤去

雲切新道の丸太橋撤去

仙人谷下部の、橋の撤去は天気に恵まれました。
今年は、流失等の損傷も無く助かりました。
白馬の王子と大仏が作業中です。

仙人谷ダム湖

仙人谷ダム湖

橋の撤去の帰りに、あまりにもキレイだったので。
湖底の、砂の文様まで見て取れました。

解体中!

解体中!

客室の屋根を外して、乾燥室のトンネルに収納します。
白馬の王子が、バランス良さげに立っています。
午後から、寒冷前線が通過予報なので大慌てでした。

ギリギリセーフ!

ギリギリセーフ!

八日の午後から降り出した雨は、朝方から雪に変わり朝起きたら真っ白、水道も凍結するほど冷え込みました。
この後も降り続いて・・・、前日に皆で頑張って危険な作業は終わらせておきましたが、細かな作業は手が付けられず後日もう一度行ってくることに。

赤芋(ヤツガシラ)

赤芋(ヤツガシラ)

白芋(里芋)と合わせて、今年は質量とも、かなり収穫が有りました。
その分、一株ずつ鍬で掘り起こして芋を回収するのに苦労しましたが・・・。
大量に取れた贈答に向かない小芋は、小屋の手伝いに来てくれている、白馬村の定食屋「ゴマ」ちゃんに貰ってもらおうかと。
(近くに行かれる方は、食べに行ってもらえると嬉しいです!)

冬枯れ!

冬枯れ!

最終小屋閉めして来ました。

阿曽原谷の冬枯れです。
日当たりが良いと、綺麗です。
山の、葉っぱが落ちるとナメコガ出始めるのですが・・・。

稲葉カレンダー!

稲葉カレンダー!

カレンダー要りませんか?

病気で倒れた、稲葉ガイドの写真を中心に編集されたカレンダーです。
売り上げは、稲葉ガイドの支援に使われます。

やっぱり!

やっぱり!

ナメコが、遅ればせながら出てきました。
立ち枯れの木に、沢山出ているのでハシゴが・・・。

大根の酢漬け

大根の酢漬け

毎年母親が、畑で採れた大根で、漬物を大量に作って御裾分けしています。 何時もは、収穫と運搬・漬物石を載せる程度しかしていなかったのですが、今年は手伝ってみました。
取りあえず、60本ほど漬け込みました。
なんだかんだと忙しくしています。

欅平も雪景色です。

欅平も雪景色です。

11日に欅平へ仕事に、積雪は30センチオーバーでした。行きは作業列車に乗って行けました。しかし、架線の撤去と共に作業列車は宇奈月へ向けて進んで行き、私達が作業を終える頃には、欅平には電車どころか他の作業員・駅員もいなくなりました。シンシンと雪が積もって、色の無い世界?です。 帰りは、猫又駅まで歩いて電車に乗って帰ってきました。14日にもう一度、鐘釣駅へ仕事に行ってきます。

東鐘釣山

東鐘釣山

上部に雪が積もり出していました。
岩壁が濡れて迫力満点でした。

冬季歩道!

冬季歩道!

冬期間トロッコが列車が運休中に、人間が歩くためのトンネルが線路に沿って掘られています。素掘りの部分がまだまだ有ります。

後引橋より!

後引橋より!

黒薙川の流れは、水がやけに冷たそうでした。
奥の壁に、雨が降った時に現れる「幻の滝」???

柳橋!

柳橋!

宇奈月湖に張り出した発電所。
奥の僧ケ岳に繋がる斜面は白くなって。

新山彦橋

新山彦橋

鐘釣から14キロ余り、やっと宇奈月につきました。

黒部名水ポーク!

黒部名水ポーク!

ばら肉で、角煮を制作中です。この後、ミリンを入れて一煮立ち。冷まして味を浸み込ませて完成です。肉も柔らかく、自宅で採れた大根もホタホタに!
さすがにブランド豚は、アクも嫌な脂も出ず、美味しく出来上がりました!
他にも、ポークと大量に頂いた「深谷ねぎ」を使って、ネギ間焼きを作りました。

剱岳(早月尾根~剱御前)

剱岳(早月尾根~剱御前)

帰りがけに、晴れ間が出始めて!
新雪で薄化粧して眩しかったです。
(スマホの画像が悪くてゴメンナサイ)

正月は、「鰤シャブ」で「白萩」!

正月は、「鰤シャブ」で「白萩」!

埼玉から友達がやってきて、「鰤シャブ」やら「バイ貝」の刺身やら持ち寄って、大仏を誘って新年会です。

酒は、富山の酒蔵「枡田酒造」が作る「白萩」で!
剱岳の麓、上市町白萩地区で契約栽培された酒造好適米「富の香」を全量用いて醸した純米酒です。
すっきりした飲み口で、なかなか進んでしまいます。

わたしのしあわせ温泉時間!

わたしのしあわせ温泉時間!

本の紹介です。
副題 「おとな女子が行く絶景秘境温泉の旅」
が、出版されました。
阿曽原温泉も、褒め過ぎ?で紹介されています。
興味のある方は、読んでみて下さい。

黒薙温泉露天風呂!

黒薙温泉露天風呂!

大露天風呂の側壁の掃除してきました。
今年は低温が続いていて、芽吹きが有りませんでした。
三年位前まで、猛威を振るっいた「カシナガキクイムシ」の被害で倒木・枯れ木が多くて難儀しました。

黒薙温泉上流のデブリ!

黒薙温泉上流のデブリ!

大露天風呂上流の、雪崩のデブリです。
山の積雪量は多いのですが、デブリはそれほどでもありません!
一昨年の大雪の年とは、デブリの厚さが比べようもなく薄いです。
黒薙川と黒部川出合の、デブリも同様でした。
登山の対象にらる地点での、雪崩の出方が気になるところですが、確認までにはもう少し待っていて下さい。

通勤風景?

通勤風景?

黒薙温泉までの通勤風景???
黒薙から宇奈月まで、温泉を送るための「引湯管トンネル」の中を自転車に乗って!
谷を渡る場所は、狭い橋の上を自転車で!(高さは20メートル以上あって、少し緊張しながらです)

追憶の山々!

追憶の山々!

地元富山の、山の大先輩「佐伯邦夫」さんが、山と渓谷社から出されました。
先日、出版記念パーティに出席してきました。
興味のある方は、読んでみて下さい。

来て下さると、助かります!

来て下さると、助かります!

5月10日から12日まで、神田小川町のICI石井スポーツ7階アースプラザにて開催される「夏山相談所」に参加します。(昨年までは、渋谷で「山小屋サミット」として行われていました)
お客様には、会場が変わって戸惑われる方もおられるかもしれませんが、ぜひとも会場にお越しいただければと思います。
ちなみに、写真の案内ハガキをお持ちいただければ、抽選でラッキープレゼントが!(阿曽原温泉の無料宿泊券等々)
ハガキが届かなかった方は、私の席に来ていただければ抽選用のハガキを用意しておりますので、ぜひとも立ち寄ってみて下さい!

鉄道マニア垂涎?

鉄道マニア垂涎?

鐘釣駅構内での、ロータリー除雪車SP2号!
よく見ると、雪の中に見えているレールと車体が直交しているのが分かるはずです。
この車両は、車台はそのままレールに載ったままで、車両本体がその場で回転して、進行方向を180度変えることが出来ます。

鐘釣の万年雪

鐘釣の万年雪

21日に、関係機関と調査に行ってきました。
異常に少ない残雪でした。(盛夏まで持つか???)
黒薙温泉と一緒で、斜面の残雪はたっぷりあるけど、雪崩で運ばれてきた雪が少ない証拠です。

奥大日岳

奥大日岳

室堂ターミナルから見た、奥大日です!
写す方向が悪くて良く分かりませんが、久々に稜線の雪庇が巨大でした。
今年の、雪の大谷の積雪高は19mも有って! 去年とは、大違いです。 積雪が相当量有るのに、デブリが少ない年なのかと? 
黒部の核心部の調査は、これからなので追ってお知らせいたします。


行ってきました。

行ってきました。

毎年恒例の、神田小川町で開催された「第59回山松会夏山相談所」に行ってきました。 お馴染みの常連さんや、山で少しお世話した方等々が顔を見せて下さり。 感謝感謝でした。

クマモンの合羽姿!

クマモンの合羽姿!

雨が降っても、クマモンは復興に向けて頑張っていました!
ある意味、レア写真でしょ!

キャンプ場!

キャンプ場!

水場が雪の下で、どこにあるのやら。
今年は、多めの残雪ですが2月3月が寒かったので、雪の層の出来方、雪崩の出方、残雪の残り方等々勉強させられます。

阿曽原谷!

阿曽原谷!

キャンプ場越しに見る雪渓は、中段より高い所は雪の厚さがありそうです。しかし、中段までにしか土砂が押し出されていません。 少し下がった、キャンプ場のレベルの雪渓の厚さはそれほどではありません。

モクレン?

モクレン?

18日に、鋲ヶ岳へ無線中継に登ったら、立派に咲いていました。
久しぶりに、近くの里山に登ったけれど、簡単に登れて、景色が良くて、花があって! 再発見でした。
それにしても、前日の阿曽原も鋲ヶ岳も、サルの群れが近くに寄ってきて。 近づいても知らん顔して、新芽を食べていました。 ナメられてる???

ヨーイドン!

ヨーイドン!

小屋建て前の準備です。
基礎の土台をキチンと測っておかないと、窓がシッカリと閉まらなかったり不都合が!
ダイブツは、賄用の仮設の流し場を作っています。
この後、大荒れの天気で・・・アラレが降り出して!
明るいうちから、乾杯でした。

乾杯には。

乾杯には。

差し入れや、皆が持ち寄った物です。
なかなか、手に入らないレア物等々!
これが楽しみで、小屋建てに集まってくれている?
頼もしいメンバーとの飲み会が、大荒れの天気の為との理由で!
午後四時から開始です。 賄は、白馬の定食屋の「ゴマちゃん」が、アレヤコレヤ工夫してくれて!

なんとか!

なんとか!

三日目の、日曜日になんとか建ちました。
天候不順で思うように進みませんでしたが、皆が晴れ間に頑張ってくれて。
みんな、あれだけ飲んで騒いで翌日には、ちゃんと仕事してくれるんだから・・・大したもんです!
私は、飲み会の途中でインスタントの「○○焼きそば」を食べ過ぎたら、夜中の胸焼けがして朝からグロッキーでした。

名古屋と言えば!

名古屋と言えば!

手羽先を注文しましたが、みんなでガッツイテしまい。
気が付いたら、一本だけが!
毎年、いろんな方面からの参加者と、飲み会しての名古屋飯は楽しみです。

今年も!

今年も!

かなり採れました!
メッシュの袋に入れて、ガレージに吊り下げるのが大仕事です。

カレーはもちろん、豚汁・しょうが焼き・サラダ等々大量に使うので、日持ちがするようにしっかり干します。

精米中!

精米中!

7月3日の荷揚げに向けて、精米中です。
夏は、お客様が少ないので、取りあえず10袋!
精米した後は、米粒が熱を持つので、袋の口を開けて放熱させてから梱包します。(家の廊下は、米袋が並んでおります)
秋に、もう一度貨車を手配してあげる予定です。
元々、地元農家のコシヒカリで「美味しいご飯」と言っていただいておりますが、今年から上手くゆけば、秋の荷揚げから新米を小屋で食べてもらえればと考えております。(あくまで調整が上手くゆけばですから)

7月3日 猫又!

7月3日 猫又!

復旧の応援に、猫又までボッカに行ってきました。
川幅いっぱいに流れる濁流!
前日は、一時流れが橋の上を流れていたそうです。
(よく見ると、橋脚に流木が!)
平成7年の洪水では、橋の上に巨木が引っかかっていました!
激流の音と共に、ゴーン!バーン!と岩と岩のぶつかる音が!
ずーっと身体を震わされました。

黒部で、発電所を維持管理してゆくことの大変さを思い知らされます!

7月4日 愛本橋直下!

7月4日 愛本橋直下!

波打つ濁流の波頭!
人間の無力さを思い知らされます。

普段は、環境破壊とバッシングを受ける、ダム・治水・治山工事ですが、おかげで守られているものもたくさん有ることを考えねば。

台本!

台本!

映画「黒部の太陽」の、台本を借りることが出来ました。
知り合いの父上が、コマーシャル映像でスキー滑降シーンの吹き替え役で滑った時のものだそうです。

ダブル主演!

ダブル主演!

台本を1ページめくると。
貴重なものを借りました。

7月7日 愛本橋直下!

7月7日 愛本橋直下!

7月4日の写真と比べると、一目瞭然です。
水の濁りも改善されて来ました。

岩の崩落!

岩の崩落!

折尾大滝から阿曽原側に10分余りの所です。
道の上の岩が崩落して、道を塞いでいます。
崩壊面等の状況から、今回の大雨の影響かと?
岩の下をホジクッテから、力持ちが2・3人で大バールでテコを掛ければ落ちてくれるかと?
距離が短いので、あとは丸太の桟道を掛ければ!

折尾谷の隧道

折尾谷の隧道

大雨の洪水で土砂が入り込んで、水抜き穴を突いても抜けません。
ゴミ袋を履いて、強引に通過したら脛まで泥に潜りながらの歩きになりました。

酷い時には、泥水が階段の降り口まで溜まってしまい。
胸まで水に浸かって、水抜きをしたことがあるので、その時よりもかわいいかと?

折尾谷の残雪!

折尾谷の残雪!

平年よりも少なくなりました。
特に、右岸側の解け方が進んでいるのは、岩盤がむき出しになっていて、大雨が流れ落ちるときに雪を融かしたのと、猛暑で岩盤が暖められて近い所の融雪が進んだのでは。
今年は、標高の高い所では残雪が多い傾向ですが、猛暑で雪渓の解け方が何時もと違うかと考えられます。雪渓に迫っている岩壁の近くでは、シュルンドゥが発達しているかもしれませんので注意が必要です!

崩落面!

崩落面!

大太鼓と小太鼓の中間地点が、斜面が幅10メートル足らず?崩落していました。
今回の大雨の前には確認されていたので、冬場から春先にかけての融雪期に道の上部の斜面が滑り落ちたのではないかと?
道形は一部無くなっているようですが、土砂を除ければそこそこ道形が残っているようでしたので、手が付けられないようには見えませんでした!
実際、補修に当たる業者も現場を見て段取りを立てていた所です。
この程度の崩落は数年前に半月峡上流で、もっと規模の大きい崩落を補修しています。

kikennao..

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