阿曽原温泉小屋

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今シーズンの営業は終了しましたが・・泳いでいたそうです?

2022-10-31

写真

S字峡下流部の断崖

午後二時過ぎに、仙人谷ダムで仕事中だった宇奈月方面民間山岳救助隊員の「シンちゃん」から小屋に電話が入りました。

「十字峡の展望台から川に転落した人がいて、通り掛かったガイドと登山者が引き上げてくれてます」

との通報が入り、次々に「下の廊下」を歩いて来た登山者から続報が入ります。

怪我はしていないみたいですが、川に落ちて泳いでいるところ?を見つけられて助けてもらったらしく・・ズブ濡れだったので着替えさせて阿曽原までガイドさんが一緒に同行して来ているとのこと。

警備隊員は今日下山していたので黒部警察署に状況を説明して、冷たい流れに落ちているであろうから万が一体調が急変する様であればヘリコプターでの搬送になるかもしれないし、「シンちゃん」も迎えに走る準備をしていてくれます。

そうこうしていた四時頃に受付へ、やたらと小さなザックの男性二人組が現れて?

「黒部ダムを出発して道を間違えたらしく・・・阿曽原でランチしようと考えていたのですが今晩泊めてもらえませんか?」

欅平に今から向かわせることも出来ず、事故対応で構っている暇もなくシャーないので夕食と寝床を用意することに。

しばらく待機しているところへ「自力で歩いてい阿曽原まで行けそう」との連絡が「シンちゃん」から入り一安心していたら・・・。

ガイドに付き添われて来たのが「日系ブラジル人」日本語は話せるのですが・・・我々はテントを持っていると思い込んでいたのですが「黒部ダムから日帰り」で来ていたらしく現金も余り持ち合わせていないので振り込みにして、先の道間違いの二人と共に従業員部屋に泊まってもらい、明日は午後から天気が崩れそうなので急遽朝弁当を持たせて三人共早立ちしてもらうことに。

営業が終わって気が抜けていた阿曽原なのですが・・・相変わらずのドタバタで終わりそうですが、特に今年は最後まで国際色豊かなドタバタになった様な気がします。

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