阿曽原温泉小屋

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見えないなにか?

2019-01-19

写真

今年も頑張りましょう!

母親が数日前、母親宛の年賀状を持ってきて

「この人、お前が交通事故に遭ったときに、沢山輸血してくれた人やよ。覚えておいてよ」

って見せてくれました。

私は小学校一年生の時、正月二日の吹雪の夜に近所へのお使いの帰りに、自宅前で車に跳ね飛ばされて、内臓破裂寸前・大腿骨骨折等で三日間意識不明のまま生死の境を彷徨って・・・この世に帰ってきたらしいです。(今でも右脚は若干細く短く、大腿部には20CM余りの手術痕と踵に床ずれ痕が)

当時は、今みたいな輸血体制が有ったわけではなく、大量に必要だったため何人もの同じÅ型の人から病院で採血してそのまま輸血みたいな事をしていたようですが、正月でみんな酒を飲んでいて、輸血に協力していただける人間がなかなか見付からず大変苦労したらしいです。

今こうしていられるのも、あの当時血液を分けてくださった方々はもちろん、黒部に次々と襲い掛かる災害や阿曽原のドタバタ・黒部での危険な作業や遭難救助等々で、助けてくれる人がいてくださったからだと、改めてありがとうございますです。(先のページでの大仏の南極遠征話ししかりです)

一昨年八月に、富山県に提出した「立山黒部世界ブランド化」に対する意見書にしても、たまたまあの時期に災害で登山道が使えず小屋の営業ができない時期に作文することが出来ましたが、もし普通に営業が出来ていたら・・・、果たして提出するまでに至っていただろうか?見えない誰かに書かされたのでは?などと考えてしまいます。

「見えないなにかに引っ張られて」みたいなことは、皆さんにも一つや二つ経験があるのではないでしょうか? 阿曽原は有り過ぎの様な気もするし、「シャーナイナ」と関りを持ってしまう俺がおせっかいな様な気もしますが、不思議な巡り合わせと縁の様なもの感じます。

 尊敬する大先輩から

「神様は、乗り越えられる人間に困難を与えてくださっている」

って思えば、「なんで俺ばっかり」なんてことは思わなくなるから。

と教えて頂きました。

困難は、皆の身の上に平等に大なり小なり降り掛かっているはずだけど、気付かなかった・あえて気付かない振りしたりしていませんか??? 面倒くさい・煩わしいなんて言わずに、本当はチャンスなのかもしれませんよ?(お金には成らないけど、一緒に困難に立ち向かってくれた心強い仲間が増えましたよ)

その時その時、目の前のことで自分が出来る事を悔いが残らないように!やってゆければ良いかな~。(偉そうな事言ってすみません。実は行き当たりばったりなんですが)

  皆さん、今年も頑張りましょう!

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