やっぱり神様の掌の上?Ⅺ(持って生まれたもの?)
2020-05-22
続き。
砂防堰堤を超えて下流左岸の藪斜面を高巻きするには、かなりの登り返してからトラバースしなければならないし、最後に川に降りる辺りが高い崖斜面の直下に激流が見えて・・・その先はカーブしていて見通せません。(下流に向かえば枝沢が合流して水量も増えるはず)
見えないところに突っ込むくらいなら、「遡って渡渉すれば」と観察してみます。上流側から対岸の下流に向けて、流れに逆らわずに流されるように向かうのが基本ですが、急流の底にある川床の様子を「水流の泡立ち」「うねり方」等で予想してルートを見つけねばなりません。
(ちなみに私が小学生の頃は学校にはプールが無く、夏休みには黒部川の河原に町役場?がブルドーザーで大きなプール?池?を作ってくれて、そこに水を引き込んで「流れるプール」で泳いで潜って魚突いて育ったので水の怖さは知っているつもり)
私や大仏の体格ならば行けそうなルートを見つけたのですが、S君は小柄で体重も軽く決定的に不利なことに腰から下の寸法が・・・想像してください?私たちが股下水深でも、彼は水流・・・軽めの体重で水の抵抗が大きくなれば当然流されるリスクは大きくなるのです。(さすが「外さない男」、こんなところでも魅せてくるのです)
シャーないので、私とS君二人で肩を組んで流れの中に入って行って渡渉することに、水流の強さもそうですが見込みより深く、なにより冷たさが厳しくて「ヒーヒー」叫びながら慎重だけど慌てながら?渡り切ることが出来たのでした。
(女性には判らないと思いますが?冷たくて「縮み上がる」を通り越して「縮んでカチカチに固まる」感じで・・・人体の不思議?)
次回は、反省点を挙げてみようかと・・・。
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