阿曽原温泉小屋

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最強寒波!

2018-01-25

写真

屋根雪は吹き飛ばされて。

最強寒波の影響で、日本中大変な事に。

今回の荒天も、積雪よりも風が強くて・・・。 今冬の黒部峡谷の積雪については、降り始めが早かったせいで1月上旬までは積雪量も多かったのですが

○H30年1月22日現在 黒部平の積雪量 280㎝ (同日の比較  H29年 380㎝ ・H28年 200㎝)

○H30年1月4日現在 黒部平の積雪量  350㎝ (同日の比較  H29年 160㎝ ・H28年 140㎝) 

と、下旬に掛けては落ち着いて来ていました。 年末の馬場島でも強く思いましたが、今年は寒さも厳しいのですが全般的に風が強いと感じています。

風の強さ・吹く方向等によって、吹き溜まりの発達する場所の違い・雪庇の発達の仕方が違ってきます。

(強風で巨大な雪庇が出来て、もしも崩落して雪崩が発生すれば谷の残雪量が大きく違ってきます。 2000年に大日岳で発生した、雪庇崩落事故の捜索に継続参加して威力をまざまざと見せつけられました)

写真は、今朝の家のガレージの屋根です。 元々少し風の強い場所なのですが、一度も屋根雪降しはしておりませんので風の強さが想像出来るかと!

除雪量が少なくて助かりますが、山の中の雪の付き方が気になります。

2月上旬に欅平まで、奥鐘橋の除雪に行ってくる予定ですので、再度状況を観察して来て報告いたします。

※参考Ⅰ(室堂平の比較です)

○H30年1月22日現在の積雪量 500㎝ (同日の比較  H29年 640㎝ ・H28年 490㎝)

○H30年1月16日現在の積雪量 510㎝ (同日の比較  H29年 550㎝ ・H28年 510㎝)

○H30年1月4日現在の積雪量  450㎝ (同日の比較  H29年 400㎝ ・H28年 420㎝)

※参考Ⅱ

先日、立山・剣岳周辺と鹿島槍ヶ岳の雪渓が氷河と認定されました。これだけの積雪量と雪崩が有ればこそです。(北アルプスって、実は大変な場所なのです!)  

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