非常に残念です(転落死亡事故発生)
2019-10-11
昨日午後、東谷吊り橋上流において「転落死亡事故」が発生してしまいました。
71歳の女性が、躓く・滑る等の何らかの原因で、何の事はない平らな歩道から黒部川側の崖の途中まで転落されてしまわれました。
阿曽原小屋に詰めていた、山岳警備隊員と王子が現場に向かい~県消防防災ヘリコプターによって現場からピックアップ~黒部市民病院の屋上ヘリポートへ搬送されましたが、残念ながら命を救う事は出来ませんでした。
黒部に怪我なし!
行動中は集中力を切らさぬ様にお願いいたします。
加えて、明日から影響が出始める台風19号が接近する中での入山は控えていただく判断をお願いいたします。
昨日の事故で、強風時の救助活動がどれだけ危険な事なのかと改めて痛感させられました。
「台風接近時の入山」は、事故が起きる確率が高まります。 自分の危険だけでなく、万が一事故が発生した際の救助隊員をも危険にさらす事に成る事をお考えください。
小屋としても、元々不便な場所での施設被害・停電等の不測の事態が発生が予想される中での宿泊を受け入れる事は避けねばなりません。(今日は行動出来ても、明日は???)
「自分に、不幸は降り掛からない」
等と、何の根拠のない思い込みは絶対に持たない様に願います!
※写真は現場に飛来した、消防防災ヘリ「とやま」ですが、日没間近で時間との闘いの中で、現場近くには「東谷吊り橋」・黒四発電所からの「送電線」が二系統V字型に張られて・斜面の樹木が近くにあって、ヘリコプターのローターが触れれば即墜落モノの現場を、掻い潜る様にアプローチした大変緊張する救助活動だったようです。
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