阿曽原温泉小屋

k

やることやっとかないと!

2020-05-03

写真

剥離箇所に慎重にアプローチ。下がり過ぎて、万が一崩落に巻き込まれない様に。

未だ運行休止中のトロッコ列車ですが、欅平の遊歩道「人食い岩」の点検に行って来ました。

岩壁にモルタルを吹き付けてあるのですが、剥離・風化が進んで落下して下を歩く観光客に当たろうものなら・・・考えただけでもゾッとします。

毎年シーズン前に、点検して落とせるものは落としてから一般の方々に歩いてもらっています。

写真を見てもらうと一目瞭然(中央に縦に4mほどの隙間が開いています)ですが、広い範囲の吹き付けモルタルが浮いていました。

吹き付け施工後、かなり年数が経っているのもありますが今年は進行が早い様な???(加速度的に風化が進んでる?)

シッカリと点検しておきましたが、強風で樹木が揺すられる・大雨で岩溝や割れ目に水が回って斜面が緩む等も考えられますので登山道と同じ様に注意が必要なのです!(危険が予想される時には、通行規制が掛かりますから)

※理科の時間です?(誰も検証してませんが・・・)

風化の原因の一つと考えられる、クラックの冬季間の凍結膨張について近年は冬場に気温が上がり雨が降ることが多くなって来て、凍結~融解の回数が増えて来たのではないかとの説を言われる先生も!

昔は冬季間は寒いままだったので、クラックに入った水分は一度凍結したら春までそのままの形で安定していたはずで、凍結と融解による膨張回数が増えることによって、剥離・崩壊が進み易くなっているのでは?(吹き付け面だけでなく、岩壁の崩落・落石発生にも関係してくるのかも?)

ちなみに、植物の根がクラックに入り込んでも岩を割る力はないそうです!

アーカイブ

最近の記事