阿曽原温泉小屋

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点検終了!

2020-04-18

写真

ほとんど芽吹き前です。

昨日で、トロッコ列車沿線の山腹の浮石点検を終わらせました。(欅平駅の防護柵を作る仕事が少し残っていますが、今日は天気が悪ので仕事は休みです)

欅平駅の上部は、高度差400mの水平歩道から降下して調査をします。

斜面が急なのでザイルを使わないと降りれないのですが、藪が濃くて絡んでしまうのでクライミングの岩場でのザイル操作の様にはゆきません。

右側に白いザイルが張られていますが、作業を終えてザイルを引いて回収中なのですが藪に引っかかって滑りが悪くて苦労しています。

この場所から上部は扇型の斜面で、降りたところで人間が集まって見えます。

残雪が有るのは傾斜の緩みだけでなく、上部が扇型斜面で雪崩が集まって来るからです。(当然、落石も集まって来るポイントになります。登山道を歩いていて、残雪・雪渓の上に転石が有れば危険な場所と疑ってみてください)

これ以上調査を遅らせると、若葉が芽吹いて藪斜面の見通しが極端に悪くなって・・・点検どころか自分がどこを下れば良いのか?隣の作業員が見えないと、浮石を落とした時に当たってしまわないか?等々危険で効率が悪くなるのです。

我々は特に急峻な斜面の点検作業に行っていますが、大仏リーダーの元「山岳ガイド」「民間救助隊員」等が寄って来て?毎年チームが作られています。

険しい黒部峡谷で電車を安全に走らせるということは、目につかないところで「シッカリ遣ることやって」いる連中がいるからこそです。

ウイルス騒ぎが治まったら、こんな仕事を思い浮べながら遊びに来てやって頂けたら。

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