なんで「自分達だけは」って、なるのかなぁ??
2023-10-08
午前十時過ぎに、中高年の御夫婦が小屋に到着されました。
今日の出発は、どこなのかと尋ねると「十字峡」でビバークしていたとのことでした。
警備隊のY小隊長が「ルール違反です・・・・」等と優しく指導してくれていたので、私から口出すことは止めておこうかと思っていたのですが・・・。
歩く力がない人は、どうしても歩きたいならばガイドでも雇って同行してもらえば?程度にしてそれほど強くは言わずにおきました。
御主人が足を痛がっている様なので、優しいY小隊長がテーピングを施してあげて私は作業に向かったのでした。
後から聴いたら、「半月板・アキレス腱が無くて、朝一のバスで歩き出したのだけど歩くのが遅くて」「百名山を終わらせて、最後に下の廊下を歩きたくて」等々話していたそうです。
さすがの優しいY小隊長も、テーピングしながら更に注意をしたそうですが・・・はじめからビバーク予定の計画だったということで、結局のところ自分達の好きなようにした!ということになります。
古傷の影響で?コースタイム通りに歩けない方が、ただでさえ長く危険なコースに入り込むのはイカガナものかと!
自分の思いを遂げるためならば、ルールを破ってもいいと考えておられると言われても仕方がないのではないでしょうか?
百名山を達成されるような方であれば「山を大切にする気持ち」をもっておられる方だと信じたいのですが・・・。
気持は分からないでもないのですが、みんな同じようなことをされればどうなってゆくのか???
「自分達だけは!」は通用しませんから!!!
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