阿曽原温泉小屋

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無色・無音の世界!

2017-12-12

写真

昨日の「ウド谷」

昨日まで二日間、欅平駅構内の撤収作業に行っていました。

昨日の午前中、最強寒波の襲来で急に気温が下がり雨から雪に変わり、鉄骨・ワイヤ―・鉄製ボルト等々、重く冷たい金属製の部材を寒風に煽られながらの解体・撤去は手足と身体が冷え切って厳しい作業でした。 おまけに、一昨日撤去作業していた場所の直近まで、一抱えでは足らない位の巨木を押し流しながら雪崩が届いており冷や汗をかいて。(鉄骨支柱の撤去作業は、重要な仕事と再認識です)

更には、乗って来たトロッコは架線の撤去作業に合わせて鐘釣方面に行ってしまい・・・。 吹き晒しの無人のホームで、そそくさと遅い昼食をかき込んで、寒さで休む気にもならず速攻で冬季歩道を歩いてトロッコを追いかけて。 まるで「負け戦」の殿(しんがり)状態!寒いので速足で下ります。 幸い小屋平駅で追いついて、架線撤去作業が終わるのを客車に乗って待機してから宇奈月へ下山。 明後日、鐘釣駅構内の撤去が終われば私達の今年の作業はおしまいです。(去年は鐘釣駅の作業が終わってから、夕方までトロッコ電車が動かないので宇奈月まで14キロを歩いて帰って来ました)

写真は、小屋平下部の「ウド谷」です。 厚い雲に遮られ、暗くて色も音も無い世界でした。(ちなみに「ウド谷」は、黒部川沿いには遡上することが出来なかった時代に、鐘釣温泉に入るために魚津の片貝川の支流を詰めて鞍部を越えてウド谷を下って湯治に来ていたらしいです) 

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