ガッテンビバーク✖(かなり強く怒鳴りました)
2023-09-23
午前9時過ぎに、60歳前後の御夫婦?が小屋に来てカップ麺を注文してバイト達がお湯を沸かして対応していました。
どうやら昨夜阿曽原まで届かなかったみたいで・・・とのことだったので、単に足が遅い方たちだったのかと思っていたのですが、出発間際に「何時に黒部ダム出たの?」って尋ねたら・・・。
「雨が上がるのを待って、九時半頃に・・・」ってことは、初めから十字峡でガッテンビバークするつもりで入山して来ていることが判明。
一通り通り叱ってから「このページで書いておくから」って言ったら・・少し反応したのでブチッ!頭のネジが飛びます。
「阿曽原のブログ読んでいるなら、ガッテンビバークしないでって書いてあったでしょ!」
「知っていてなんでそんなことするの?ましてやカップ麺食べに小屋に顔出すなんて、ふざけんじゃない舐めてんの?」
「みんなの黒部を、自分達の都合で好き勝手に使っちゃダメでしょ」
「皆さんに黒部を安全に楽しんでもらうために、道の整備して~情報流して~真面目?に山小屋やっているのに、自分達だけは特別って思ってるの」 ✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖✖ かなり強く長く、女子バイトがドン引きするくらい?大声で怒鳴り飛ばしました。
真面目に日本人して来られたように見える?二人に、そこまで言わなくてもって思うところもあるのですが・・・。
みんなが楽しみにしている黒部峡谷です。 細く険しい登山道が続く「下の廊下」で、トイレの始末・暗い時間に藪へトイレに行くリスク・残飯処理・・・等々を考えると「悪いモノは悪い」と誰かが言わなければ!阿曽原を預かる者として見て見ぬ振りは出来ません。
無法地帯の「下の廊下」を想像してみてください・・そんな黒部なんて嫌でしょ?
※真面目に山小屋やってます。
秋の荷上げの貨車がやって来て、ビール・ジュース・米・サラダ油・タマネギ・ジャガイモ・材木・プロパンガスボンベ・灯油等々が大量運ばれてきました。
キャンプ場から小屋までは、男衆の背中でボッカされて運ばれます。
ビールはケースを減らせばいいし、30Kgの米袋も三袋担いでいたものを二袋に減らせばいいのですが、プロパンガスボンベ(総重量40Kg)だけは減らすことも出来ず・・形がかたちだし無慈悲な硬さの鋼鉄製なので、近年は肩に担ぎ上げるのが必死になってきた私です。
「こんなこと何時までヤッてんの?」って呟きながら、皆さんに美味しいビール飲んでもらって旨い御飯食べてもらうために?真面目に山小屋やってます。(怒鳴るからには、その分みんなの為に汗流さねば)
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