阿曽原温泉小屋

便利な道具も・・・!

2018-10-26

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欅平上部から白馬鑓~天狗の大下り方面

明るいうちに阿曽原に届かない方が連日のようにおられます。

昨日は、午後7時過ぎに遅いテント泊の夫婦連れが居るとの情報で警備隊が様子を見に行って合流して一件落着と思いきや、午後8時40分頃に「友人から山の中で迷ったとの電話が入って・・・」との電話が入って。

東谷吊り橋辺りで動けなくなっているらしく、警備隊が迎えに行く事になり連れて帰ったのが午後10時でした。

本人は、午前6時に黒部ダムを出発したものの、十字峡で午後4時前と・・・歩きが遅いだけでなく、スマートホンのGPS機能を頼りに歩いていたらしいのですが、峡谷が深く電波が届かずロストした途端に不安になって、送電線の鉄塔巡視路に登ったり降りたり・昔の施設のトンネルに入り込んだりとパニック状態となり、そのうちに暗くなって動けなくなって、タマタマ東谷吊り橋辺りで友人に電話連絡が取れた様です。(仙人谷ダム周辺はauの電波が繋がります)

同じ頃に、仙人谷ダムの勤務員が監視カメラに写る不思議な動きのライトを見付けて、サーチライトで照らし登山者にスピーカーで「その場を動くな」と伝えてくれていたそうです。

●行動が遅すぎる!6時に黒部ダムを出発して、十字峡に16時前とは時間が掛かり過ぎです。(元気な人でも、それだけ外に居れば消耗します)

●器械に頼り過ぎ!電波がロストしてもマップは見えているはず。登山道とマップを見比べる事も出来ない人は単独行動は控えるか、他の登山者と付かず離れず行動するべきでは。

●パニックになったからといって。鉄塔巡視路に登ったり?トンネルに入ったり?目の前に、シッカリした登山道が有るのに・・・?

これからも、増えそうな予感です。

○事前のコース研究 ○地図の読み方 ○自分の体力の消耗具合の把握 ○日没時間や天候の変化等々、

基本的な事を押えてからの、便利な道具やガイドブックではないでしょうか。 

それにしても毎日毎日、何かが起こる阿曽原ですが、寒冷前線の通過する週末はどうなる事やら・・・どうか事故が起きません様に。

参考情報!

2018-10-24

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奥鐘山西壁の先には雪を被った鹿島槍

剣沢雪渓は、平蔵谷出合と長次郎谷出合の間で崩壊してしまい、通行は困難になったそうです!

この時期、向かう人はほとんど居ませんが・・・。

雲切新道が出来る前、6月に阿曽原峠から仙人温泉に向けた登山道で雪に埋まったテントのを発見しました。

完全に埋まっていて、ピッケル一本ではとても掘り出すことは出来ないので、警備隊に連絡して翌日掘り返すことに。

誰か埋まっているのでは???硬い雪を、ツルハシとスコップを使って三人掛かりでソーッと掘り返しました。 3~4人用テントの中には、ザック・シュラフ・カメラ等があるだけで・・・テントの周りにも食材どころかパッケージも見当たらず?出て来たのは味付け海苔の空袋が一枚だけ・・・。

テントの入り口には、倒れたピッケルと引っ掛かっけていたであろうアイゼンが有るだけで、靴は見当たらないし付近を探してみても人影は見当たらず。

放置されたテント類を回収して下山して、後日カメラのフイルムを現像してみたら、雪の積もった雷鳥沢・剣御前・剣沢等が写っていたそうです。

多分、山小屋が営業終了した後に単独で入山して現地まで来てから、幕営中にアクシデントが有ったのか?放棄して体一つで帰ったのか?(ニコンの一眼レフを放棄するとは考え辛いのですが・・・)

他にも仙人岩屋横で白骨死体が見つかった件では、やはり山小屋の営業終了後に単独で入山して南仙人山で足を負傷、下山しようとしたものの力尽きてしまった壮絶な内容が手帳に記されていました。

他にも、腐乱死体(強烈過ぎて文章に出来ません)で見つかった方を収容して来たり、雪崩のデブリの上に3年前に行方不明になった人のザックが見つかったり等々・・・雪解け時の山ではたまに有る事なのです。

前にも書きましたが、単独登山自体を否定するものでは有りませんが、人の少ない時期やコースに単独で入る事はリスクが有ると言う事です。

白骨死体の方も、すぐに救助されていれば亡くなる事は無かったでしょう。また、登山届の提出と家族などへの連絡などもしっかりしてから入山して下さい。(一人暮らしで、長い期間身内と連絡を取っていない方が単独で遭難されるとどうにもなりません)

黒部の為に出来る事!

2018-10-24

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保冷ケースに、イワナ・水・酸素・氷を密閉します。

平成7年の豪雨と県外からの職業釣り師の乱獲により、トロッコ列車沿線では壊滅状態になったイワナを何とか復活させようと、18年前から当組合が関係機関に働き掛けて一緒に事業を行っています。

黒部川中流域では、観光・発電・砂防・鉄道等々いろんな業種が仕事をしていますが、一つの事業を一緒に行った事例が無かったような気がします。そういった意味でも、小さな事業ですが黒部で一緒に動いて、黒部を一緒に考える事が出来る貴重な機会ではないかと思っております。(なんでいなくなったの?なんで増えないの?俺達に何が出来るの?)

イワナは、黒部の種イワナから育った稚魚の1年物と2年物を2000匹ほど用意して、長時間の輸送に耐えられるように試行錯誤の上、保冷ケースに水と氷と酸素を密閉して欅平まで4時間余り掛けて運んで、河原までは背中に背負って行き放流します。(水を担いでいるのと同じで重いし、チャポチャポとバランスが悪くて・・・)

もっと暖かい時期に行った事も有りますが、早い時期だと放流して直ぐのイワナは釣り師に釣られてしまうので、10月の禁漁期間になってから放流する事にしました。国立公園内ですが、内水面漁協のエリア外では魚類の規制はマス類の期間規制だけなのです。職業釣り師が入って来てイワナだけが居なくなれば、影響が出て来るのは目に見えています。(夏の終わりに大発生する羽アリですが、夏の終わりに釣られたイワナの腹には羽アリがギッシリ食べられていました!と言う事は・・・)

お陰様で数が増えて来てくれて。猿飛峡遊歩道から「イワナが泳いでいるのが見える」と、訪れる方から喜んで頂いています。

トロッコ沿線で、イワナ釣りをされる方は「キャッチ&リリース」お願いいたします。

昨日から下界へ!

2018-10-23

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元気に泳ぎ出しました。

23日に行う、「イワナ放流事業」のために下界に来ています。

黒部峡谷鉄道沿線で、18年前から黒部観光旅館組合が主体となって、国交渉・黒部市・関西電力・黒部峡谷鉄道等から協力を得て行っています。

昨日、欅平から電車に乗ったら阿曽原に泊まってくれたグループと一緒になり、黒薙駅からも一昨日泊ってくれたグループが乗ってきて。

数日前まで知らなかった人たちと、黒部を通じて笑顔で挨拶できるって♪♪♪なんかいいですね! 

イワナ放流に行ってきまーす。

気を抜かないで!

2018-10-22

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こんな所では事故は無いのですが。

十字峡上部の事故発生現場の写真を見ましたが、やはり草付の土手?の様な怖さを感じないような場所での転落でした。

何度も言いますが、目に見える場所はそれほど危険に感じなくても、黒部は一転がりすると止まることが出来ない急斜面の場所がほとんどです。

相次いで発生した事故の当事者の方はテント泊の方の様で、小屋がイッパイなので仕方なくテントを担がれていたのではなかろうか?等と思うと心が痛みます。

今日から、欅平と黒部ダムの「下の廊下」登山口に山岳警備隊員が事故防止のための広報に出てくれるそうです。

昨日は、祖母谷温泉から9時間掛って歩いて来られた御夫婦がおられて、翌日に黒部ダムまで行きたいと言われましたが、そのペースでは絶対明るい間には届かないし、疲れも加算されて危険だからと引返して頂く事にしました。

小屋で、助言・アドバイスはしていますが、向かってこられる方に電話予約時に注意喚起してもなかなか伝わりにくいのも実情です。

どうか気を抜かずに歩いて頂ければと思います。

残念です。(ホンのちょっとの事ですが)

2018-10-21

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今朝、初霜が降りました。

昨日も、白竜峡~十字峡間で転落死亡事故が発生してしまいました。

短いロープのある、チョットした下りでバランスを崩して道から転落されてしまいました。

先に書いた通り、バランスを崩してもすぐに対応できるように、慎重な歩行をお願いいたします。

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