黒部峡谷の紅葉は、日照と高度差の関係で目の高さは落葉しても、谷底はまだまだ見頃です。(十月最終週の阿曽原谷出合方向)反対に、早い時期は見上げたところが綺麗です。紅葉を長く楽しめるのが黒部です。
屋根から順番にばらし始めます。白馬村の自称王子、永井ガイドです。コツコツ丁寧な仕事です。
信じられないかもしれませんが、奥に白く見える阿曽原谷の上部から発生する「ホウ雪崩」が小屋まで届く年があります。実際、平成八年には小屋のすぐ上の斜面の樹木がなぎ倒されて、旧トイレが損傷を受けました。
紅葉が終わり落葉すると、それまで見えなかった山の姿が現れます。向かいの尾根は、五竜岳から黒部に延びる東谷尾根です。平成八年にダイブツと、見えている右奥のピークまで藪漕ぎして登ってみたら、結構広い平が有りましたが熊の気配ムンムンでした。
霜が降りる年もあります。掘っ立て小屋の阿曽原は寒いです。でも、気温が下がってくれないと・・・。「ナメコ」が育ちません。
この状態で積雪期を迎えます。鉄骨の柱や合掌は、雪で押し曲げられないようにキチンと!
毎年の建て壊しは、大掃除と割り切ってやっています。内装・電気配線・水周りなどなど。みんなだんだん、なんちゃって業者さんの様になってきたような・・・。
管理用